奇跡をひらくマインドフルネスの旅 (ありのままの自分に帰り豊かに生きるための20のレッスン)

著者 :
  • サンガ
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865641509

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  • 日本のマインドフルネス界の中心となっている島田啓介氏が、幾多もの挫折を重ねて世界を旅し、さまざまな体験を経た中で「気づき」に導かれ、マインドフルネスにたどり着いた半生を語る本。
    悩みもがき苦しみながら現在に至るまで、まさに修行の道を歩まれています。
    敬虔なクリスチャンである島田氏が仏の教えと出会い、自分の中で融合させていく過程が丁寧に語られると共に、要所要所で「20のマインドフルネスレッスン」が紹介されます。

    マインドフルネスとは「世界の中で人間としてどう存在するのかという相対的なあり方」だとする氏。
    「習慣」「仲間(サンガ)」「意図(菩提心)」が、マインドフルネスを支える三つの柱だそうです。

    マインドフルネスの「評価せずにただ観る」ということは、実際には非常に難しい行為ですが、「子供のような<初めての驚き>をもって世界と出会うこと」と説明してもらうと、ぐっと身近なものに感じ、手に届きやすい気づきのように思えます。
    このように、困難に思える気づきの実践を、20の視点から解き表してくれているため、マインドフルネスにアプローチしやすくなっています。

    中でも島田氏と「クサマさん」との鮮烈な出会いが印象的。
    氏同様に私も、クサマさんの生き方から自分なりのやり方で、自身や社会に向き合っていくことの大切さを学びました。

    今すでに持っている豊かさを知ること。
    すべてをありのままに受け止めること。
    自己肯定と他己肯定。
    マインドフルネスのレッスンとして、こうした意識を持ち続けていこうと思います。

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著者プロフィール

1958年群馬県生まれ。現在マインドフルネス講師、翻訳・執筆、精神保健福祉士(PSW)、カウンセラー、ワークショップハウス「ゆとり家」主宰。日常のマインドフルネスの手法を生かして、企業や施設職員研修、授業、一般向け講座、合宿などを提供している。
著書に『奇跡をひらくマインドフルネスの旅』(サンガ)がある。翻訳書は、マインドフルネスの父と言われる禅僧ティク・ナット・ハンの著書『ブッダの〈気づき〉の瞑想』(共訳)『ブッダの〈呼吸〉の瞑想』『ブッダの〈今を生きる〉瞑想』『リトリート』『大地に触れる瞑想』『ティク・ナット・ハン詩集』(以上、野草社)をはじめとして、瞑想、文学、心理、医療分野で多数。

「2023年 『今このとき、すばらしいこのとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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