「つくる生活」がおもしろい ―小さなことから始める地域おこし、まちづくり

著者 :
  • さくら舎
3.22
  • (0)
  • (2)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 50
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865810851

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前半は、批判めいた文章が続き、読んでいて辛かったのですが、後半の事例紹介は、いろいろと勇気づけられるものが多く、読んでいて楽しかったです。

    それだけに、前半部分は、不要だとは言いませんが、もう少しコンパクトでもいい気がしました。
    本当に伝えたい後半に達する前に離脱する人が多いと思われるからです。
     ※途中から読めば、問題はないのですが…。

    ちなみに、この本、少子高齢化が進む中で、仕事や人間関係や地域社会を、どのように捉えればよいか、また、どのように変えていけばよいかについて、「つくる」をキーワードに書かれた本です。
    「少子化を防ぐ」、とか、「高齢化に対応する」のが目的ではなく、一人一人が生き生きと暮らすための事例が、いろいろと紹介されています。

    共感できることも多いですし、自分自身、何となく取り組んでみたいと思っていたことがあるので、実践する上で、ヒントになりそうです。
    実際に動き始めるときには、また手に取ってみようと思っています。

  • ◯尊敬・客=差別・関係距離を保つ
    →孤立、いじめ、差別
    ◯言葉の限界:出力制限がある、表現しきれない
    ◯ 他者との間で自分を言葉で充填しては、空虚な自分をつくりつづけていかざるを得ない
    ◯雇用と利益率の反比例社会構造(金融⇔サービス)
    ◯合理的判断の不合理性
    ◯頼り合うことで自立する

著者プロフィール

東京大学大学院教育学研究科教授

「2022年 『発達する自己の虚構』 で使われていた紹介文から引用しています。」

牧野篤の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×