からだの無意識の治癒力 ―身体は不調を治す力を知っている

著者 :
  • さくら舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865812077

作品紹介・あらすじ

手洗いやうがいで、なぜ心が浄化するのか?

心身の不調を抱える人が激増するなか、本書がベースにしている身体心理学(健康心理学)は注目が集まる分野だ。著者は、そのトップランナー。2017年秋から2018年春にかけて放送された「NHKスペシャル 人体:神秘の巨大ネットワーク」で、腎臓が寿命を決める、脂肪と筋肉が寿命を守るなど、身体が秘めている力がドラマチックに示されたが、本書は腸・皮膚・筋肉に特化して、身体が持つすごい治癒力を科学的知見から明らかにする。

そもそも、生きづらさ感じたり、うつになったりするのは、脳の暴走による。それを打破するのに有効なのが皮膚感覚だという。また、感情をつくる筋肉や生命に関わる腸の判断力などなど、無意識に営まれている不調を治す力が明かされる。さらに、自分でできる効果的な健康法も紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 現代では、身体の感覚がわからないという人が増えているが、
    身体と心との関わりが、脳、腸、皮膚、筋肉の働きから見えてくる。
    心を変えるには、心ばかりに焦点を当てるのではなく、
    外から(身体)から内面を変えるのが大切であるとし、
    セルフで行える健康法が記されている。

    ボディワーカー、マッサージ、アロマセラピスト、整体など、
    人の身体に触れる仕事をしている人にとっては、
    既に知っていることも多いが、わかりやすくまとめられている。

  •  「からだの無意識の治癒力」、身体は不調を治す力を知っている。有難いことです。山口創(はじめ)さんが、治癒力について、身体心理学的に説明されています。2019.7発行で、「腸・皮膚・筋肉が心の不調を治す」を加筆・改題した物です。5つの章立て、内容はやや難しかったです。①身体の声に耳を傾ける ②腸から健康になる ③皮膚から癒す ④筋肉からの発信 ⑤健康心理学がすすめる健康法。鼻呼吸、腹式呼吸、脛とふくらはぎのマッサージ、腕マッサージなどを勧められています。

  • 腸脳相関について学ぶのに良い

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著者プロフィール

山口 創(やまぐち・はじめ)
1967年、静岡県生まれ。早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程修了。専攻は健康心理学・身体心理学。桜美林大学教授。臨床発達心理士。タッチングの効果やオキシトシンについて研究している。著書に『手の治癒力』『皮膚はいつもあなたを守ってる』(以上、草思社)、『皮膚感覚の不思議』(講談社ブルーバックス)、『子供の「脳」は肌にある』(光文社新書)、『最良の身体を取り戻す』(さくら舎)など多数。

「2022年 『文庫 人は皮膚から癒される』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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