神秘思想 光と闇の全史

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  • さくら舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865813203

作品紹介・あらすじ

秘められた叡智を探る神秘学の全系譜!

古今東西、人は謎に惹かれ、隠された真理を解き明かそうとしてきた。神秘とは「人間の知恵では計り知れない不思議なこと。普通の認識や理論を超えたこと」。世界の根源を求め、大いなるものとの合一による力を追求する神秘思想の系譜を紹介し、宗教・哲学・科学との深い結びつきを見ていく。

古代ギリシアとアジアの輪廻転生、新プラトン主義の「一者(ト・ヘン)」、グノーシス主義の祖・魔術師シモン・マグス、梵我一如で解脱するウパニシャッド哲学、ヨガのチャクラ開発、この世は仮想現実と看破した「空」の思想、無意識下の阿頼耶識の情報が輪廻する唯識のメカニズム、神道の言霊パワー、奇門遁甲の術で敵を倒した天武天皇、呪術を駆使した陰陽師・安倍晴明、ユダヤ教カバラの秘儀と生命の樹、薔薇十字団と黄金の夜明け団、エリファス・レヴィの召喚儀式、ニュートンもはまった錬金術、ブラヴァツキー夫人と神智学、20世紀最大の魔術師クロウリー、シュタイナーの『アカシャ年代記』、そして変性意識状態、チャネリング、超越瞑想、引き寄せの法則などの現代スピリチュアル思想……。

異端と直観、呪術と科学の融合が開く異世界への扉。古代の秘儀から量子力学まで、驚異の神秘思想がもたらす知のパラダイムシフトを一冊に凝縮!図版多数

感想・レビュー・書評

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  • 古代〜現代のスピリチュアル思想に至るまでの神秘思想、宗教、哲学などの流れを説明している。

    怪しげなタイトルだが、項目ごとの説明がシンプルで、ユーモアを交えつつ分かりやすく書かれている。

    スピリチュアル系の大元などを知ると東洋も西洋も関係ないなと思った。神秘と科学が延長線にあるというのがよくわかった。

  • サブタイトルが販促としか思えないことを除けば、とても良著だと思う。
    西洋東洋の神秘思想を時代に沿って解説していて、例えもうまく、分かりやすい。近現代は西洋一辺倒だったので、もうちょい東洋にも触れてほしかったかな。

  • 古代から現代の哲学や神秘思想を解説した本です。著者は元予備校講師のため文章の作りが上手く、難解なテーマでありながらどんどんと読みたくなります。

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著者プロフィール

1960年生まれ.難解な歴史や哲学をわかりやすく伝えるために予備校の講義や著述に励んでいる.

「2004年 『トマスの日本史-1000ダケヨ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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