熊谷正敏 稼業 頭角の哲学

著者 :
  • 青志社
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本棚登録 : 51
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865900798

感想・レビュー・書評

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  • 覚悟がすごい。漢の中の漢とはこの人のことだ

  • どの業界であっても組織のあり方は同じという印象。読み応えがある作品だったね。

  • young yakuzaにより一部で有名な熊谷正敏の一冊/ 映画を見ただけでは、知的でインテリな雰囲気の穏やかなヤクザという風だが、映画出演後に江戸から続く名門博徒である碑文谷一家の名跡を継いだ/ なんの功績もなくそのようなことはないと思うし、ヤクザの功績と言えば金か喧嘩である/ その辺がどうもしっくり来ないので興味深かった/ 部屋住み時代にミカジメをもらっている飲食店での対処法などが好評で株を上げた話が書かれている/ しかし稲川会最年少直参となったまでの足跡、シノギや喧嘩の話などは書かれていない/ 内面的な処し方がメインの内容だ/ 意外だったのは碑文谷一家の本部が小さいことに関して、自分たちの経済力はこのくらいなのだからと見栄を張らない話が出たことだ/ 都内ではあれほど有名な団体でも、そこまで稼いではいないのだろうか/ 素直な感想を書くと、この人は度を超えた変人級の頑固者なんだろう、である/ 自分の意見をそこまで真っ直ぐに持てる人などそういないでしょう/

  • ヤクザが「稼業」という言葉を口にするときは、「生計を維持するための職業」ではなく、「生き方」のことを言う。ヤクザとして生きるためにシノギをすることと、シノギをするためにヤクザでいることは、まるっきり意味が違う。シノギをする手段として、メシを食う手段としてそうしているのであれば、ヤクザである必要もない。

  • あっという間に読み終えた。著者の文章がところどころ分かりにくく感じたが、第四章の『「公」と「私」の狭間』だけでもこの本を読めて良かったと思った

  • 「公」は「私」より優先する。
    なるほどと思うやりとり。日常を見直し、対人関係の呼吸を学ぶ一冊。

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著者プロフィール

1950年生まれ。作家。20余年にわたって、安藤昇の秘書役を務める。

「2017年 『実録 安藤組 ~餓狼の系譜 安藤組最後の戦い編~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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