仕事に行ってきます4 いちごを育てる仕事 輝美さんの1日(LLブック) (LLブックやさしくよめる本)

  • 埼玉福祉会
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  • Amazon.co.jp ・本 (55ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865962758

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  • 一日の始まりがいい。
    空の写真、青空だ。
    同シリーズを数冊読んできてるだけに、
    あれっと思わされる。
    いつもと違う。
    いちごを育てる仕事。
    ではあるのだけれど、
    いちごの仕事と同じくらい、
    自然や生き物が出て来る。
    仕事というより、生きるに近い。
    こんな風に働くのもいい。

    輝美さんは生き物への愛が徹底している。
    いちごについた害虫・・・、
    害虫と思うのは僕らの視点。
    輝美さんは取った虫をペットボトルに入れ、
    逃がしてあげる。
    人間関係に疲れて、仕事にミスして、
    落ち込んで仕事にいけない期間があったようだ。
    そんな輝美さんを助けるのも生き物。
    いちごが待っているから、仕事に行こう。
    そんな風に思って頑張れるようだ。
    この仕事が向いているだろう。

    僕たちはどうして働くのだろう。
    賃金を得るため、生きていくため。
    それは間違いなくそうだ。
    でもそれだけではないはずだ。
    それだけだとしたら悲しい。
    仕事に関わる部分を、どれだけ持てるか。
    仕事に仕事以外の意味を、
    どれだけ含ませられるか。
    輝美さんにはそれがたくさんある。
    羨ましい。
    僕もこんな風に働きたい。

  • 読了

  • こちらのコメントは
    「仕事に行ってきます3 オフィスで事務の仕事 潤さんの1日」でご覧下さい。

    2019/05/21 更新

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著者プロフィール

NPO法人日本障害者協議会代表、きょうされん専務理事
青森県立盲学校高等部専攻科卒業。1982年都立小平養護学校教諭退職。養護学校在職中の1974年にあさやけ作業所設置に参加、同じく1977年に共同作業所全国連絡会(現・きょうされん)結成に参加。2014年国連障害者権利条約締約国会議日本政府代表団顧問。2012年国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)チャンピオン賞(障害者の権利擁護推進)受賞。障害のある人の法律や制度の拡充に尽力している。

「2020年 『ゆうこさんのルーペ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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