非行臨床における家族支援

著者 :
  • 遠見書房
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 4
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866160122

作品紹介・あらすじ

成長と出会いが少年を変える。それまで時間を稼ぐ――きちんとガタガタできる場をつくり,常識的な助言を行いながら本人と家族を支える,「使い勝手の良い」臨床手法が満載の援助論

非行少年の立ち直りには,本人への影響が大きい家族への支援が不可欠である。家族をエンパワーメントするには,非行の原因探しをしたり家族の変容を求めたりするよりも,立ち直りのストーリーへ家族の参画を促してゆく,すなわり「家族を手立てとする」アプローチが有効となる。その具体的な方法として本書では,家族システム論に基づくシステムズ・アプローチの理論と実際を詳述している。
非行からの立ち直りには,子どもの発達を待ち,立ち直りの契機となる人物との出会いを保障する「時間稼ぎ」が欠かせない。そのために,本人や家族が息切れしないように危機介入を行いつつ,本人・家族が「そうはいっても致し方ない」という境地に至るよう支援してゆくのである。
本書は,著者の30年あまりの臨床実践から導かれた非行臨床における家族支援の要諦をまとめたものである。非行臨床に携わるすべての人に役立つ「使い勝手の良い」一冊。

著者プロフィール

1956年 東京都生まれ。[現職]法務省浦和保護鑑札所観察第一課長。
『非行少年への対応と援助』金剛出版,1993。『非行臨床の実践』(共編著)金剛出版,1998。『悩みを抱えられない少年たち』日本評論社,1999。『実効ある心理療法のために』(共編著)金剛出版,1999。

「2000年 『ケースファイル 非行の理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

生島浩の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×