10代から知っておきたい 女性を閉じこめる「ずるい言葉」

著者 :
  • WAVE出版
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本棚登録 : 411
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866214436

作品紹介・あらすじ

大きな反響を集めた話題書、待望の新刊!!
性差別を無意識に受け入れてしまわない手がかりを社会学者が伝授!
「言わせない、言わない」。
すべての女性が自分らしく生きていくためのバイブル!

感想・レビュー・書評

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  • 10代から知っておきたい 女性を閉じこめる「ずるい言葉」|WAVE出版
    https://www.wave-publishers.co.jp/books/9784866214436/

    • ラヨンさん
      ありがたいです!

      いつも「いいね」をありがとうございます!感謝です!
      ありがたいです!

      いつも「いいね」をありがとうございます!感謝です!
      2023/01/23
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      Sui Hagiさん
      にゃ~~
      Sui Hagiさん
      にゃ~~
      2023/01/23
    • ラヨンさん
      じゃあ、私も
      「にゃ〜〜」
      じゃあ、私も
      「にゃ〜〜」
      2023/01/23
  • 女性たちにふりかかる様々な言葉を収録。言った側からすれば悪意もなくありふれた言葉かもしれないが受け止め方次第ではどれもハラスメントとなり得る。ページをめくる手を止めて考える時間が多い本だった。解説欄には詳しく知るための本も紹介しており入門書としてよくできている。

  • 「なんでもかんでもセクハラって言われたら何を話せばいいの?」と思ったら読む本。

  • もっと深まる参考文献がたくさん載っているのが、とても良い。
    家事労働に対する理解が不適切な日本人男性がすごく多いと感じている。
    具体的な会話の様子が載っていて、わかりやすい。
    女性が、男性がということではなく、
    自分以外の何かを軽視することは、相手を傷つける言葉だと思った。
    日本の社会は、変わってきている事を感じる。
    私も古い人間かもしれないので、気をつけて発言しようと思った。

  • ネットで見つけて、即書店で購入しました。

    裏表紙のフレーズを、言われたことのある女性は多いんじゃないかと思う。
    このフレーズを見た時に、なんとも言えない嫌悪感を感じた。
    「ずるい言葉」なんて甘い感じではない。10代から知っておきたいという言葉通り、若い人に読んでもらいたいし、女性以外にも読んでもらいたい。

    私自身、その年で独身はやばいねと直近で言われたばかりだったので、この本を手に取ろうと思ったのかもしれない。同い年の男性には言わないのになぜ女性だけこんなことを言われるのか、女性は若い方が良い(そこに価値がある)のようなニュアンスを感じたり、一人でも生きていけそうとか、なんなんだろうなと感じるもやもやとしたものにフォーカスされている。

    そういう経験を受けた人は、きっと気になってこの本を手にとる、あるいは気に留めるだろうが、言った側や、経験のない人(男性と限定するのは差別的なのでしないが)は、この本を見てもなんとも思わないし、まったく響かないのだろうと思う。
    本書には“自衛”の項目が書かれているが、この本を経験者しか手に取らない(と仮定すれば)となれば、「ずるい言葉」を言われたときの対処は自衛になってしまうのではないだろうか、と思った。


    いろいろ書いたが、
    本書の帯にもある「女の子の淹れたお茶はおいしい」は一見褒め言葉のようであるが、ただの激キモ発言だからそんなこというキモ野郎は滅びてほしいし、企業努力のおかげで誰が淹れてもお茶の味は同じだ。


  • こういうずるい言葉がある、そしてそれはこういう理由でずるい、というだけでなく、
    そのような言葉に対して、どのような反応をしたらよいか、まで入っていてとても面白かったです。
    しかも、理想論はXXだけれど、それだと現実的でないからXXではどうでしょう、といった形で実践できそうなところも良かった。

    人にバイアスを持って接さないように、自分の言動で人を型にはめたりしないように気をつけている私ですが、そんな私でも「これこういう理由で良くないんだ」とハッとさせられるものもありました。

    男性である筆者さんがこのような本を書くことについて「当事者じゃないのに」という批判も覚悟の上のことだったのかな、と思います。
    またこのような問題を指摘する側には常に、「そういう自分はどうなの」という批判もつきものかと思います。

    その上でこの本を出版された筆者に、ありがとう、と伝えたいです。

    私が覚えておきたいな、と思うのは

    ▼女性ならではの視点

    「女性ならではの視点」を期待されるとき、女性は知らず知らずのうちに個人ではなく「女性の代表」として発言したりアイデアを提供したりすることがもめられること。だから、そういう場合は「プロジェクトに女性が少ないことに危機感を持って招集したが、女性を代表する必要はないので個人の意見を積極的に行って欲しい」などのフォローができるとよいということ。

    ▼女を捨てているね

    メイクをしない女性に対するこのような発言に対しての筆者の回答案は
    ①「そのくらいのことで女を捨てられるならむしろ楽だったんだけどね」としんみり語って「女性はメイクをすべし」というルールのしんどさそのものを会話の主題とする
    ②「本当にそれで女じゃなくなるものなの?」と正面から聞き返すのもあり…

    特に②に関して、このような自分と違う意見が出てきたら、正面から聞き返して、言葉の裏に潜む相手の考え方を炙り出してまずはそれを相手に認識してもらう、というのもありだなと思いました

  • 2023年3月14日文化放送『大竹まことゴールデンラジオ』大竹メインディッシュ(Podcast配信あり)で著者:森山至貴ゲスト登場。

  • これは特に'女性’に注目したずるい言葉を集めている。その言葉がどうしてモヤモヤするのかを分析し、どのように受け答えすれば良いかを提案している。女である自分も同性に向かってうっかり言ってしまいそうなこともあり、言葉には本当に気をつけなければならない。同時に、自分が今まで受けてきた性別に関する呪いがいかに強いものか、改めて気づかされる。

  • 気をつけるべき内容が解説されていて、だからどうするかまで書かれているので実践していきたいと思う。

  • 落伍組機会均等法第一世代には隔世の感とまだこれかいと。どちらにしても自分の好きなことが文化に規定されるのは良くも悪くもどうしようもないのだろうけれど。言葉は思考・志向を規定するからねえ。

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著者プロフィール

作曲家、社会学者。1982年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程単位取得満期退学。第22回朝日作曲賞受賞。第13・18・20回朝日作曲賞佳作受賞。大学院生時代には東京大学コーロ・ソーノ合唱団の学生ピアニストとして松本望氏の合唱組曲『むすばれるものたち』の初演に携わった。作品はBRAIN MUSIC、音楽之友社、教育芸術社、Pana Musica、カワイ出版から出版されている。現在、早稲田大学文学学術院准教授。社会学者として大学での研究、教育もおこなっている。

「2023年 『混声合唱とピアノ連弾のための組曲 いつか必ず光は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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