[復刻版] 大衆明治史 上巻

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  • ダイレクト出版株式会社
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866221281

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  • 2022.04―読了

  • 大衆明治史 菊池寛全集第19巻

    私が読んだこの本は
    ブクログに無いけれど
    文藝春秋によって1995年平成7年に
    出版された同じ内容の本である
    含む「大衆維新史読本」
    「明治文明綺談」

    正に今見てきたような直球の
    ドキュメントタッチで実に面白い
    流石に無駄のない文章だが
    装丁が重くて字も小さく
    読みにくいのが玉に瑕
    ついに老眼鏡1,0を買う始末
    西郷と大久保あるいは伊藤と大隈
    例え話の秀吉と軍師黒田
    ついでに三菱の岩崎と暗殺された大久保
    ニホン人の精神性とは中々のものである

    大隈と条約改正の項を見ると
    政治に関わった50年と言うものは
    欧米人の横暴に対して抱く
    国民の気概に応えること一心であったと
    その結果が対等性の強い日英同盟となる

    それに引き換え
    戦後からのニホンの政治は
    何と卑屈なことなのか〜
    と言うよりも
    政府に送り込まれた工作員に
    内側から崩壊されて来たのだろう
    天皇そのものが
    傀儡と化していたとも言えるだろう
    ひょっとすると
    真珠湾攻撃も
    沖縄戦も各地への大空襲も原爆投下も
    彼らのシナリオだったようにも思える

    後に読みやすい復刻版を買って
    読み直してみた

    幕末に暗殺された赤松小三郎による
    優れた憲法案があったことに
    触れていないことが残念だ

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著者プロフィール

1888年生まれ、1948年没。小説家、劇作家、ジャーナリスト。実業家としても文藝春秋社を興し、芥川賞、直木賞、菊池寛賞の創設に携わる。戯曲『父帰る』が舞台化をきっかけに絶賛され、本作は菊池を代表する作品となった。その後、面白さと平易さを重視した新聞小説『真珠夫人』などが成功をおさめる一方、鋭いジャーナリスト感覚から「文藝春秋」を創刊。文芸家協会会長等を務め、文壇の大御所と呼ばれた。

「2023年 『芥川龍之介・菊池寛共訳 完全版 アリス物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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