- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866431086
感想・レビュー・書評
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人間に与えられた最大の道具は思考。その道具である思考をつかって目標を達成しようがメッセージです。
目標を達成するための方法論が本書です。つまり将棋でいえば定跡になります。これをつかえば目標を達成しやすくなるのです。
強く願えば、想いはかなう です。
目標を達成できる人とできない人との違いは、願望です。強く求めるかどうかの差であって特別な才能や能力ではない。
思考を現実化できるのは、「思考法」「原理原則」「行動技術」
わたしはできる、という信念をもっている
①価値観をまず固める
②構築するビジョンや将来のあるべき姿
③目的を遂げるための目標を設定
④目標を達成するための計画を立てる
⑤日々の実践に落とし込み、行動管理をする
気になったことは以下です。
・行動は、「思考」「行為」「感情」「生理反応」の4つの構成からなります
・3つの原則
①人は自分の行動に責任がある。社会、遺伝、過去のせいではない
②人は変わることができ、よりよい人生を送ることができる
③人はひとつの目的をもっている。
・目標達成をする人は、同じ行動をしているようでも、つねに自分の目的、目標に直結したものだけを選び取っている
・人の成功と失敗を分ける要素の一つは、思考の壁です。
目標達成のためのグランドルール
①能力開発の5段階 知識、理解、実践、修得、貢献
・知っただけで知ったつもりになって満足しない
・わからないことをわからないままにしない
・できないことをできないままにしない。できるようになるまでおこなう。
・できるようになったら、自分だけのものにせず、まわりの人に分かち合う
②代価と報酬の原理
・7つの技術(スキル)、優先順位、意思疎通、人間関係、時間管理、交渉力、意思決定、管理能力
・成功の5つの条件 感情から解放された自由な心、健康で活力にみなぎっている、すばらしい人脈、経済的基盤、一貫性をもった人生理念
・行動の判断基準としての3つのR 正さ(Right) 責任(Responsibiity) 現実(Reality)
目的と目標は違う
・目的とは自分の価値観や信条、理念です。その目的を遂げるために目標を設定してきます。
・目標とは、自分が掲げた目標を達成するため、いつまでに、何を実行していくのか、期限とレベルをはっきりと定めたもの。
・目的を遂げるには、何をしたらいいのか、具体的な行動を示す指針が必要。
・ある期間で目的を達成sるtめには、さなに詳細な計画が必要となります。
・人生理念とは、個人の最も大切な価値観、信条です。
パラダイムシフトの重要性
・人生は求めるものが変われば一気に方向性がかわります。大事なことは、求めるものを明確にしていくことです
・めざすものがかわれば代償の先払いがかわります。
・パラダイムを形成する土台は、その人の価値観です
・人は良いものを知れば自然とかわります。成功したければ成功者と交わり、本物を知る必要があるのです。
・成功とは目標達成の集大成です。小さな目標を達成していく習慣を身に付ければ、やがて大きな自信となりひいては、自分自身の生活を劇的に変化させることにつながっていきます。
・ただし、くれぐれも破壊的で排他的で、競争心が強い人をお手本にしないように。
目標達成の障害
・どうしたら部下のモチベーションを上げられるのか、答えは、主体性を生み出す仕組みを作ること
・立派なことをやる前に当たり前のことをしなければなりません。当たり前のことを徹底的にやることが、永続的に繁栄する秘訣です
・方向性をもった努力をすべきです。
・言い訳とは、防御された嘘である。事実ではなく、解釈である。
・勉強不足、いわゆる専門知識が欠如していると障害になります
成功の原則
①目標を設定し、計画的に生きる(優先度を守る)
②セルフコントロール能力の習得
③成功者としての自己概念を形成する
④心の法則にしたがう
⑤パワーパートナーの強力を得る
⑥専門能力を開発し、真のプロになる
⑦過去志向から、未来志向への変革
⑧一生学び続ける
⑨健康管理を徹底し、エネルギッシュに生きる
⑩実践主義に徹する
良い目標
・長期目標と短期目標があり、一貫していること
・達成すべきことが具体的で、すぐ行動にうつせる
・計量化できる目標であること
・期限を切ること
心の法則
・信念の法則:信念のない人は成功しません
・期待の法則:成果をあげたいのなら、業界のベストを知り、良書を読み、成功の研究をして、成功のイメージをもつ
・因果の法則:相手に愛情を持って関わること、近い人との関係を大事にする
・習慣の法則:習慣は第2の天性
・フランクリンの13の徳目 節制、沈黙、秩序、決断、倹約、勤勉、誠実、正義、中庸、清潔、平静、純潔、謙虚
プロへの道
・1つのことを成果がでるまで、徹底的にやる
・プロに学ぶ
・プロの研究をする
・毎日、勉強、研究を怠らない 一生学び続ける、学びに卒業はありません
・よい人脈をもつ
・結果に生きる
達成の原理原則
・感情を理性的で懸命な行動に結びつける
・概念ではなく、身体で体得する
・当たり前のことを熱心に徹底的にやりつづける
達成計画の立案
①自分の願望を書き出す
②具体的で期限を書いた目標を設定する
③現状分析、希望と現実のギャップを見据え、問題点や課題を鮮明にする
④優先度をつけて実行計画を時間的に落としていく
以上を5W2Hで記載する
・能力とは努力の蓄積
・やる気がなくなったら計画を細分化してみる
・今日やることをメモする
・やることを、①きわめて重要、②重要、③幾分価値あり の3つに分けてみる
・計画を立てると実行する時間を短縮することができる
時間を有効につかうためには
・仕事に取り組むとき、始めにしっかり時間をとる
・一度に複数のことはやらない
・物事を単純明快にしてみる
目次
文庫版まえがき
はじめに
第1章 目標達成の扉
第2章 真の目標達成
第3章 目標達成の障害
第4章 目標達成の原理原則
第5章 達成計画の立案
第6章 信念の力
終章 自分自身との契約
文庫版新章 達成力を高める定義化
終わりに
記入例
ISBN:9784866431086
出版社:アチーブメント出版
判型:文庫
定価:750円(本体)
発売日:2022年03月01日第1刷詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
勉強やダイエットを頑張りたいと思っていた矢先、黄色い表紙で一際目立つこの本と出会いました。
目標の達成方法を学ぼうと思っていたのですが、この本を読んで抑々の人生の目的、価値観がまだ定まっていないことを痛感しました。
人生の目的を考えて、目的・目標志向型の人生へ脱皮するための技術の全てが詰まっている!と書いてありましたが、心だけでなく身体の状態、人間関係についても触れており、本当に「全てが詰まっている」という感じでした。
ワークが盛りだくさんで、自分を見つめ直すきっかけにもなる本です。これからワークを記入してみたいと思います。 -
目標達成の技術というタイトルに惹かれ読んでみましたが、ようするに肝要なのは、自分自身の心がけ次第ということです。目標を作成するだけでは意味はなく、実現に向けては自分自身の行動力次第なので、当たり前のことですが、他人に甘く、自分自身に厳しく、とにかくどんな困難に直面してもぶつかっていく姿勢が大事だということを改めて思い知らされました!
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読んでて頑張ろうって思えるような内容だった。
ただ、構成が思いつきで書いたように羅列感があったし、矛盾してるんじゃないかって内容がちょいちょいあった。
ただ、よりよく生きるための心構えみたいなことは参考になった。
関係ないけど、目標設定の類の本だといつも例として営業職が出されるような気がする。年収1000万目指すために契約何件とか、そのために何本電話かけるとか。こちとら毎日営業するだけみたいな仕事じゃないし、これだけ契約取ったら年収あがるとかそんな単純なもんでもないんよ。 -
このところマネジメント研修を受けさせられていることもあり、この手の話に食傷気味。タイミング悪かった。
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目標達成のために必要な要素が全てパッケージングされている本です。具体的には、目標達成のための人間の本能的欲求、学習サイクル、成功の定義、成功を阻害する10の用さ、目標達成の原理原則、信念の力などについて詳しく記述されています。今回実施しませんでしたが、途中ワークがついているのでそちらをやると自信の人生の目標の設定までできると思います。以下、印象に残った部分を抜粋します。
【思考の壁】
ある時著者の研修に参加したAさんとBさんがいた。Aさんに研修の感想を聞くと、「あまり効果がなかった」と。Bさんに聞くと、「とても効果があって、目標も達成でき非常に感謝している」と。Aさんに参加の目的を聞くと、「何か参考になる点が1つでも2でもあれば思って」と。Bさんに聞くと、「今期の営業目標を達成し、収入を上げるため」と。Aさんにもう一度参考になる点はありましたかと聞くと、「もちろん参考になりました」と。Aさんは目的を達成していました。
曖昧な思考からは曖昧な結果しか生まれない。目標達成する人は、常に自分の目標、目的に直結するものを選び取る逆説的に言えば、あなたが求めていないものは、決して手に入ることはない。
目標や目標達成のための課題をクリアに持つことで、それを手にすることができるので、いかに目標や課題を具体的に描けるかが重要。
【成功者としての自己概念の形成】
できると思っている人はあきらめない。できることを証明しようとする。できないと思っている人は周りがいくらできると言ってもできないことを証明しようとする。新しいことに調整しようとした時、その分野ですでに実績のある人、知識・スキルのある人と自分を比較して、自己評価を下げ、自分はこんなものかと思うときがある。しかし、ダイヤモンドは磨く前の原石でも価値がある。自分はそのダイヤモンドの原石だと思い、一生懸命磨かれて行く心構えが必要。
【信念の力】
信念とは人が言う今の心。人生の灯台のようなもの。その光の強さは実績の量と質に正比例する。そのため、自分の願望は言語化し、口に出し、その達成を認識し、信念の光を強く、強くしていく。そして、人生の道が切り開ける。
自分の人生の価値を棚卸し、方向見定め、自分の心に灯をともし、自信という名の頑丈なエンジンを造り、自分でハンドルを握り突き進んでいくことが、目標達成や幸せな人生を送る上で大切だなと思いました。目標の明確化やアファーメーション、願望の言語化と達成の確認を繰り返していきたいと思いました。最後にアファーメーション用の著者の詩を記します。
成功の詩「私には価値がある」
私には価値がある。
私には無限の英知と知恵がある。
私は自分の可能性を信じる。
私は自分をこの宇宙において、唯一無二の存在と認め、自分の中にこの宇宙の無限のエネルギーが内在していることを信じる。
私は成功するためにこの世に生まれてきた。
私は幸福になるためにこの世に生まれてきた。
私は成功のための条件を全て内に備えている。
ちょうどダイヤモンドが、研磨される前にも、ダイヤモンドとしての存在価値があるように、私も私自身の存在価値を承認する。
私は価値のある人間だ。
私はすばらしい人間だ。
私は自分を大切にする。
私は自分を最高最大に生かしきることをここに誓う。
死をむかえた時に、私は私に対して”よくやった”といえるような人生を全うする。
なぜなら私には価値があるからだ。
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うーんちょっと難しい
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タイトルの通り目標達成のために必要な要素、考えるべきことを体系的に整理して、技術的に身につけられるものとして、目標達成スキルを描いている。
やや整理が複雑だったり言葉のずれがあったりして分かりづらい。 -
アチーブメントの技術を体系化して書かれている。表をすぐ埋めれる人はほとんどいないと思う。再読して埋めて、の繰り返しで完成する本。
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目標達成について体系的に書かれた良書。
じっくりと読み返しながら実行したい。
10年前に出会いたかった。