- Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866510569
作品紹介・あらすじ
『超訳 ニーチェの言葉』の白取春彦氏・推薦!
「とても親切でわかりやすい。軽そうに見えて、
しっかり哲学のツボを押さえている」
◎新しいiPhoneは人を幸せにする?
◎「自分」って何?
◎人間に「完全な社会」は作れる?
◎医師の診断or人工知能(AI)の診断、どっちを信じる?
◎「私が言うことはすべて嘘だ」――この矛盾、解消できる?
考える力が身につく1日15分間の哲学レッスン
感想・レビュー・書評
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本書は著者が世の中の様々な事を哲学的に考えていくものです。哲学なので当然そのまま受け取るのではなく、自分で考えて読み進めなければいけない。
よって、読むのに疲れ、時間がかかりました。元気で時間のあるときな読むことをお勧めします。
信じる人の数の多さはそれが真実だという証拠にはならない。
ソクラテスは、世の中の一般常識や既成概念をただ受け入れるのではなく、一つ一つ慎重に論理的に考えてみて、本当にそれが真実なのか、それが正しいのかを判断すべきだと言った。生きていると多数派の意見に流されてしまうことも多いと思いますが、立ち止まって自分の頭で考え、自分で決めなければいけない。
おしまいにあります。
すべては「自分は何を考えるべきなのか」からスタートする。
重要なのは[あなた]にとっての真理を見つけること、[あなた]がそのために生き、そのために死ぬことができるような理念を見つけることである。
そしてソクラテスの言葉で締めくくります。
「吟味なき人生は生きるに値しない」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
哲学というのは答えの出ない問題を考え続けることなんだなと改めて感じた。
「神はいるか」「全ては運命で決められているのか/自由意志はあるのか」「完全な社会は作れるのか」などなど知的で危険な思考実験が盛り沢山。
紹介されている哲学者には偉大な数学者や自然科学者として名を残している人も多い。これは自然科学系の学問を研究する上で哲学的なアプローチがいかに大切かということ、つまり『哲学がいかに実社会に有用か』ということを示唆していると思う。
完全に余談だけど、ソクラテスやプラトン、デカルトにカント、ハイデッガーにロールズ、偉大な哲学者達がみんな天国で一同に会して日がな一日議論に明け暮れていたらどんなにか素晴らしいだろうか、そんなことを妄想した。
ただ、どの問題も実証も反証も不可能なので、結論が出ないのは仕方ないにしても、どの問題も投げっぱなしの宙ぶらりんで終わってしまっているのでもう少し各章を深掘りされてるとよかった。
“15分哲学教室”だから仕方ないんだけどね。
あと紹介されている哲学者のほとんどがほとんど西洋哲学からだったのでもう少し東洋も紹介してほしかったかな。
でもとっかかりとしては良い本でした。
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言葉について。実在するから言葉が生まれるのではなく、言葉があるから実在するという考え方を、言語論的転回という。私は以前からこの考え方にシンパシーを感じていたが、その感覚に変化があった。言葉がなくてもモノ自体は実在しているが、言葉がないと認識できない、これが自分の思想な気がした。同じなのかな?自分的には筆者が言語論的転回と言うものと自分の感覚は少し違う気がした。
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■書名
書名:自分の頭で考えたい人のための 15分間哲学教室
著者:アン・ルーニー (著), 白取 春彦(序文) (その他), 田口未和 (翻訳)
■感想
うーん、退屈。
頭に入ってこない感じ。
あまりに色々な考え方を羅列していて、真面目に読んでいたら
パンクしそうになります。
哲学なんて、そもそも正解がなく自称/他称 哲学者という人たちが
自分の考えをひたすら述べているだけです。
だから、真逆の事を言っていたりしますし、どれが正解かは決まっていません。
なので、作者も自分自身の考えを述べてなく、ひたすら色々な考え
を紹介して「あとは自分で考えてね」としているのだと思います。
考えることはいいことですが、そもそも自分で考えるとは何なのか?が
微妙です。
自分で考えているかもしれないですが、実際は、それまで生きている中で
培った経験や知識をもとに考えているだけで、その99.9%の知識は自分で
発見したものではなく、他人から与えられているものです。
これを自覚してないと痛い子になります。
まあ、この考え方も違うという意見がこの本にも書いてありますが、
哲学者が「まだ未知のものが影響している」なんて言い出しては
何でもありですけどね。
さすがに、この文言を使って自分の考えを堂々と宣言するのはあかんと
思うのですけどね。
それ言いだしたらなんでもありです。
自分の主張の矛盾点は全て「未知のもの」で片づけられますから。
とまあ、哲学なんて考えれば考えるほど色々案が出てくるし、何でも
ありだし、という話しになります。
ですので、こういう本は「こういう考え方もある。自分はそれに迎合出来るか?」
という観点で読めばいいと思います。
個人的には、途中から頭に入ってこない部分も多々あり、あまり面白くは
なかったです。
多分これ読んだ人、読み終わった後、2,3個の考え方を覚えているだけで
ほとんど忘れているのではないかな?
それほど内容がとっちらかっています。 -
哲学書にしては読みやすく、万人向け。
ただその分内容は浅く、私たちに考える事を促すよりはむしろ
先人たちの考えを広く浅く紹介することに重きを置いていると感じた。
(1日1章ずつ読むのなら、読者が考える機会を得るきっかけになるのかもしれない)
この本をきっかけに、気になった哲学者を他の専門的な本で深めていくのがおすすめの楽しみ方だ。 -
哲学の入門書。正直あまり内容は思い出せない。という程度
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哲学に興味をもつきっかけとしては良いかも。ただ、色んな人の言葉とかが出てきて、全体像は掴みにくい部分もある。
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毎朝読みました。
哲学者達の言葉は自分の心に刺さることもありますが、今の心境に同意できない言葉はやはり否定してしまいます。
読み始めてから、気づけばぼーっと考えこんでる自分がいます。
「人が存在するには、ただ生きながらえるだけでなく、生きる目的を見つけなければならない」ドストエフスキー
それを探して哲学書を読んでいる方も多いと思います。
わかりやすく書かれているので、読んで良かったです。 -
一つ一つがちょうど良い分量。
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2019年最後の読書はkindleで。
未来はすでに決まっているの?
神はいるの?
幸せになるにはどれくらいお金は必要なの?
動物に魂はあるのか?
AIに将来意志を持つの?
哲学は終わりなき探求らしい。
自分は何を考えるべきなのかを問う。
個人的には積読という状況を表す
英語の言葉がないことがショックでした
2020年はきっと良い年になると信じたい。