「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法

  • 文響社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866513331

感想・レビュー・書評

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  • どんなに力があっても実行に移さなければ成功は掴み取れない、そして実行力は生まれ持った性格や資質ではなく磨くことのできる技術であるという主張のもと、すぐに実行に移すためのコツを20個にまとめた1冊。

    20のコツを、決心・実行・維持という3つのフェーズに分類しているが、そこに明確な区切りはなく、20個の中にはフェーズは違えど本質的には似たような主張をしているものや、他のフェーズにも適用可能なものがあると思われる。「本当の問題を見つける」「価値の高い仕事をする」などの主張は『イシューからはじめよ』における問題定義のノウハウに通ずるものがあると感じた。

    20のコツの中には共感できるもの・共感しかねるものそれぞれあったので、全てを網羅的に実践するというよりは、自分にとって効果的だと思われるものを選択して生活に組み込むのが良いかと思う。

  • (成功者の共通点)
    ・アイデアより実行力
    ・実行力=×意志 ○技術
    ・技術の3段階 ①決心②実行③維持

    (1.決心する)
    ・イメージする ×ゴール ○プロセス
    →プレゼンできる→支援者が現れる
    ・計画する 逆算/代案/宣言
    →プランB/宣言することで応援、紹介があるかも

    (2.実行する)
    ・タイミング 
     開始デッドライン→人間は逃避行動しがち!
     ウォーミングアップ禁止
    ・巻き込む
     観察、報告
     →自分の行動をコントロールする
     助けてもらう力
     →スモールスタートから始める

    (3.維持する)
    ・マインド
     自己イメージを高くもつ
     ゴールから目を逸らさない
    →1日15分10年後のことを考える
     断る勇気
    →明るく、短く、簡潔に!
    ・アクション
     環境づくり=背水の陣
     効率より効果
     人に教える


  • ・『もっとも実践に適した日は「今日」であり、もっとも実効に適した時間は「いま」である。』

    後回しにしない小手先の技術なんてなくて、マインドセットの違いがあるだけ。ただやる、今やる、このマインドに変える!

    ・『昨日と違う明日を迎え、他人と違った人生を生きたければ、昨日と違うことを考え、他人と違うことを行わなければならない。』

    当たり前のことなのに、望むだけで行動できてないのが現実。

    ・『人は教えながら学ぶ。慰めながら慰められ、助けながら助けられる。』

    何をすればいいのか、解決法は人に教えることによって浮き彫りになる。納得の発見。

  • 本を読み終え、今日実行するその小さなことが、人生の軌跡を描くことにつながっていく。学びが多くいろいろなところに付箋を貼った。

    ○人生は「実験」の連続だ。(友人は、「人生は練習試合」と言っていた) 。全ての行動は実験だと考えよう。できない理由を並べる前に、実際にやってみたのか?やりもせずに最初からダメだろうと決めつけてはならない。

    ○1日中忙しく過ごしているのに、仕事を減らず、ストレスばかりが溜まるようなら、自分が時間を使っているのか点検してみよう。重要なことに集中してる時間をノートに書き出す。意外とやっていない。

    ○先延ばしにする人ほど準備時間が長い。

    ○実行力は資質ではなく技術。実行力は「決心→実行→ 維持」。平凡な人と成功した人の違いは、知識ではなく実践にあり、戦略ではなく実行力にある。

    【逆算スケジューリングの3つのステップ】
    ①まず、達成したい目標と最終的な期限をはっきりと定める
    ②目標達成するプロセスにおける小目標と期限を定める
    ③目標に関係する最初の仕事を選んで、実践に移す
    逆算スケジューリングはキャリア管理やビジネスだけでなく、健康管理や人間関係など、人生のあらゆる分野で活用することができる。幸せな老後を送るためには、定年になって妻と1日中過ごすことになる時点から遡って、今日妻にどのような態度を取るべきか考えてみよう。老後に子供たちがそばにいて、あなたの話に耳を傾けてくれることを望むなら、力が衰えて孤独になった老年期を思い浮かべながら、今大変な思いをしている子供を優しく慰めてやろう。会社を辞めてからも、今一緒に働いている同僚達と良い関係を保ちたいなら、名刺から肩書が消えたときのことを想像しながら、どんな表情と言葉遣いですればいいか、慎重に判断しよう。

    ○プランBを考える。他人や周囲の環境のせいにせず、決心を実行しようとした時予想された突発事態に備えた対策を打っておく。

    ○公開宣言効果を利用する。

    ○派生効果を考えられる人は、そうでない人と比べて数年後に完全に違う人生を歩むことになる。朝起きて配偶者に温かい眼差しを向けることの派生効果の大きさに気づけば、夫婦の違いに対する満足度が高まり、離婚率は下がる。同僚に対する態度がどれほど広範囲な結果を生むか予想できれば、職場の雰囲気は完全に変わり、成果もいっそう大きくなる。

    ○「時間不一致現象」後で実行する計画に対しては気持ちが大きくなりやすく、いくら小さい事でもすぐに実行に移すのは難しい。だから実行はつい先延ばしになる。すぐできることでもぐずぐずと先送りし、固く決心したことでもそっと実行を遅らせるのが人間。どうせしなくてはならないことなら、即断即決で処理するのが良い。速度は自分を他の人たちと差別化する最も効果的な手段であり、アドバンテージを取るための最も確実な要因だ。人生で最も破壊的な単語は「後で」。新たなスタートのための完璧なタイミングは無い。最も実践的した日は今日であり、最も実行に適した時間は今である。まさにNikeのJust do it!

    ○実行力を高めたければ、あれこれ考えずに、今すぐ目標に関係した何かに手につけるべきだ。方法は1つだけ「ただ、ぱっと」やる。ややこしくあれこれ考えてるから何もできない。ただぱっとやればいいのだ。

    ○インスピレーションが働かないので文章書けないと言う人が多いが、実際は文章を書き始めないからインスピレーションがわかないのだ。まだ準備ができていないので始められないと言う人も多いが、実際は始めないから準備ができないことが多い。

    ○アメリカ第26代大統領セオドアルーズベルトの言葉
    「今いる場所で、持っているもので、できることをしよう!」

    ○すべての変化は、自己推進力を持っており、ごく小さな変化が次の変化を呼ぶ。目標をあまり高く設定せず、決心を少しでも実行したら目標達成とみなす。本を1冊読むのではなく1行読もう、マラソンをするのではなくシューズを履く…など。

    ○実行力に優れた人の心の中には、仕事をいつまでに終わらせると言う終了デッドラインと、仕事はいつから始めるかと言う開始デッドラインがある。日常の小さな仕事にも2つの締め切りを決めておこう。

    望むものがあれば、そこから目をそらしてはならない。ゴールについて考える時間を確保する。目標について考え続ければ方法が見つかり、続ければ目標を達成できる。結局、私たちは自分が毎日考え、行っている通りの人間になる。1日「15分」だけ10年後のために使う。毎日時間を決めて、目標について考える時間を持つ。毎朝目を開けたらすぐに、考え、やるべきことを思い起こす。ベッドに入る時も、目標について考えながら、その日に何をしたかチェックしよう。

  • いつからやり始めるか、に締め切りを設定するのは目から鱗。
    0→1が最もパワーが必要になる部分であり、一方で始めてしまいさえすれば波に乗ってある程度進むので、最初の一歩をいかにハードル低くこなすか、非常に良いアイデアだと思いました。
    実際に実践してみても、何かをやり始める際の実行ハードルが、締め切りだけを設定していた時よりもグッと下がった印象を持ちました

  • けっこうキツめの言葉が続く。

    この本を読んでも、何も行動を起こさないのならば、
    「後回しにする技術」を強化させただけだ。

  • 韓国人心理学者による自己啓発本

    韓国人でありながら、ひすいこたろうさんや本田健さんなども引用しているような勉強家で、
    内容もエピソードを交えながら大変わかりやすくまとめている。
    訳し方が良いのかも知れないが、日本の自己啓発本の名著と言われても、そうだと思ってしまいそう。

  • 早くやったほうが有利〜って書いてある章を読んでから、使ってない通帳の解約と役所への申請ごと、Wi-Fi解約を片付けられた…嬉しい

  • 今本当に必要なことをすぐにやるための方法を分かりやすく書いてあった。

    「自分の本当の目標を見つける」
    「今やるべきことをやらざるを得ない環境を作る」(作家のヘミングウェイは、外出しないように服を他人に預けてもらって、裸で作品を書いてたらしい)
    「目標を達成するまで、何度でも挑戦する」

    真新しいことはなかったけど、当たり前のことを馬鹿みたいになって挑戦することが必要なんだと改めて感じた。

    やる気を失った時に読み直したい本だと思った。

  • 【★5】この本はとてもためになった。何度も読みたい。
    【オススメ】

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著者プロフィール

心理学博士、臨床心理専門家。
檀國大学校特殊教育学科を卒業し、ソウル大学校大学院心理学科で臨床心理学の修士・博士の学位を取得。ソウル大学校学生生活研究所にカウンセラーとして勤めた後、朝鮮大学校医科大学精神科教授を経て、現在亜洲大学校心理学科教授として研究を続けている。
2001年には第1回亜洲大学校講義優秀教授賞を受賞。
「幸せな人生を手に入れるためには1%だけ変えればいい」という哲学を主張して数多くの人に影響を与え、「1%行動心理学者」と呼ばれている。これまでの著書に、韓国で100万部売れたベストセラー『好かれる人は1%が違う』(東洋経済新報社)をはじめ、『1%だけ変えても人生が変わる』『肯定の心理学』(ともに未邦訳)などがある。

「2021年 『「後回し」にしない技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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