愛淫堕ち ―若頭に仕込まれて― (ダリア文庫)

著者 :
  • フロンティアワークス
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本棚登録 : 40
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866572345

作品紹介・あらすじ

「もっと声出してよがれよ――」

大学生の聡は先輩の借金を背負わされ、売春での返済をヤクザに強要される。
必死に抵抗するも、盛られた媚薬で感度の高まった聡の仕込みは、社長兼若頭である健一の手によって開始された。
媚薬と健一の巧みな手管によって与えられる激しい快楽に翻弄され、ついには聡自ら求めるほどに堕ちてしまう。
朦朧とする意識の中、健一の煙草の臭いで聡は神社の境内で出会った初恋の彼を思い出し――…。

感想・レビュー・書評

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  • 893もの。
    クズな大学の先輩に借金を背負わされて、身体で返すことを893に強要され…という王道の展開ながらも、攻様が想像していたゴージャス系893の若頭じゃなかったのがとても新鮮でした!
    ふつう、セレブでインテリなスパダリ893出てくるところなのに、AVでシノギやっててとても現実的な裏稼業だったのが興味深かったです。

    話も、ずっと恋焦がれていた初恋の相手と運命的な再会したけど、それに気づいたのが仕込まれ最中だったりするのが悲劇的ドラマチックで萌えどころでした。
    若頭の健一からすごい快楽を与えられて、才能開花?させながらも煙草の匂いで初恋の相手と確信するとか凄すぎる。
    …でも、お涙頂戴的なわけじゃなく笑えるくらいいっきにラブラブになっていくので、これはもうごちそうさまとしか言いようがないです。

    そんなアツアツ(古)な二人を見守る舎弟が、高橋以外全員おバカで面白くていいヤツばかり。
    もちろん、ストーリーはバイオレンスなシリアスものなんだけど、人間味がものすごく感じられて良い味わい。
    健一もちょっと短絡的なところがあって、熱くなると正真正銘の893だし、聡のためを思っての冷静な判断がめちゃくちゃ逆効果だったりして、でもそれも完璧じゃない良さがありました。

    そんな中、健一の間違った態度で、傷つきまくって落ち込むところまでおちこんだ聡の覚醒がすごかったです!
    最強。
    将来、姐さんとしても申し分ないかんじ。

    エロ的には893ものとしての高レベルなエロがてんこ盛りでした。仕込まれる場面が一番の萌えどころ。あとはデロ甘な激しいHのみです…
    聡の愛の深さが伝わってくるようなHと、そんな受に辛抱限界メロメロな健一のHの詰め合わせ。

    なんと言っても、Cielセンセの美麗イラストがステキすぎでした。
    面白かった~!

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