天才性が見つかる 才能の地図

著者 :
  • きずな出版
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866632155

感想・レビュー・書評

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  • 私たちの才能は、時と場所によって定義が変わると説く本。
    遺伝率や練習の影響力は、明確な手順が定まっている時ほど高い。

  • 図書館で借りて内容をかいつまんで読んだ。

    IQの高さは成功とは関係がない。

    収入を増やすためには、グリットよりも知能の方が13倍も重要だった。

    「諦め」と「頑張り」では、「頑張り」の傾向があるほど不幸な感覚が増えていた。
    「あきらめ」をよく使う人ほど、問題を解決するのも上手かった。

  • 才能を絶対的なものとしてではなく、属する集団やコミュニティ内でのかたより = 相対的なものとして捉え、VUCAの時代だからこそルールが多様化し、人それぞれ輝ける場所は存在すると希望を抱かせてくれる一冊。
    後半の実践編で取り扱われるシートは自分が集団内で働くことになったときに活用したい

  • 人生とは異能バトル
    才能とは、グループ内の偏り
    =好き、得意だけではない。どんなグループに属するか
    ルールがあいまいな世界ほど、異能バトルに勝ちやすい

    勝ち負けではないが、自分の魅力は異世界にいるほど見つかりやすいし、それを見つけ、活かしていくのが良いと感じた
    社会にとっての才能、得意も人と比較した場合になる

  • ハーバード・ビジネス・スクール ジャン・ヤヒモビッチらの研究
    テック系企業の従業員
    自分の仕事を好きな者ほど、燃え尽き症候群や離職率が高い傾向が見られた

    「防衛的ペシミズム」
    「どれだけ失敗に耐えられるか?」を最初に考えておいたほうが成功率が上がることがわかってきた

    「比較優位」
    個人の能力は他社とのパワーバランスによって決まるので、相対的に゛かたよったポイント゛を見つけて、そこに特化したほうが活躍できるという理論

  • 1.コミュニティにいるとき、そのときやっていた行動を書き留める(不定期なタイミングで)。
    2.考察する内容は、コミュニティにどれほど利益を与えたか
    3.まねされにくさ
    これを続けると、自分の「異能」が見えてくる。

    自分の異能をアピールする必要がある。

    1.意識して異能を使い、どのように感じたか記録する
    2.異能を使ってみた経験からなにを学んだか
    3.コミュニティにどんな利益をもたらしたか

  • 自分の中にどこでも発揮できる特定の才能があることは稀。ある場所や環境で抜きん出て「才能がある」状態になるには、その環境で相対的に優位に立てるものが何かを自分の中に探しうまく周りに認知させることが大事。
    なぜ自分は輝けないのか?と感じている人にはおすすめの本。改めて周りを観察すると、ナチュラルにこれをやっている人もいるので面白い。

  • 才能のルール
    ①人生とは、異能バトルである
    ②才能とは、グループ内の「かたより」が評価された状態である
    ③ルールがあいまいな世界ほど、あなたは異能バトルに勝ちやすくなる

    才能を上記のように定義して、
    世の中一般的に思い込まれている通念を科学的に否定し、
    最終的には 
    誰にでも才能がある!
    と読者を励ましている、なかなか優れものの本。

    正直後半の解決編、作業編は、なんだか俗っぽくなってしまったという印象だが、
    前半の、通念を統計的に否定するのは痛快だった。

    ①好きと得意で才能を探してはいけない 
     →好きなものはスポーツ、アートなど、職業にならないものが多い
      3年もすれば飽きる

    ②IQが高くても成功できない EQも!
     しなやかマインドセットも関係ない
     1万時間の法則が通用するのはトレーニング方法が確立されているものだけ

    ③遺伝率もまやかし。同じ環境だったら遺伝の影響は大きいが、みなたいてい環境は違う
     双子だって環境で性格が変わる

    みな信じ込んでるものばかり。
    思い込みはいらん、ってこと。

    面白かった。

  • がむしゃらな努力から卒業し、異能を戦略的に才能に変える本


    本の構成としては会話形式で楽しく話が展開されています。にもかかわらず巻末の参考文献はぎっしり!科学的な情報の裏付けと読みやすさが両立された本だと思います。また、それぞれの章にRPG風のタイトルがつけられていてワクワクしながら読み進めることができます。


    第2部の3章「異能を使いこなす」は特に注目ポイントです。実際に自分が分析した異能をどのように使ったりアピールしたりすればいいかが解説されています。
    特に印象に残ったのは、「アドバイスが欲しいフリをして自分の成果についてアピールする」というテクニックです。謙虚な日本人にとっては「そんなせこい方法は…」と抵抗を示してしまいます。ですが、本書全体を通してみると、自分の能力を発揮するためにはそのフィールドの審査員となる人に能力をアピールした方が合理的と思えるようになります。

    地味に印象に残ったのは「終わりに」で綴られている内容。現代社会のメリットは異能の活かせるチャンスが増える一方、選択肢が多すぎて人生の先が不安になってしまうという話です。
    確かに自由な活躍の仕方をしている人が増えている分、「自分も何者かにならなければならない!」というプレッシャーを感じる点には共感できました。将来に対する不安感によってがむしゃらな努力をしてしまう人は、本書で才能の活かし方を考えてみるのが良いでしょう

  • 比較優位の考え方。確かに!という感じでした。
    副業に活かしたいと思ったけどうまく展開出来ず。。

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著者プロフィール

新進気鋭のサイエンスライター。1976年生まれ、慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立。10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ねながら、現在はヘルスケアや生産性向上をテーマとした書籍や雑誌の執筆を手がける。自身のブログ「パレオな男」で心理、健康、科学に関する最新の知見を紹介し続け、月間250万PVを達成。近年はヘルスケア企業などを中心に、科学的なエビデンスの見分け方などを伝える講演なども行っている。著書に『最高の体調』『科学的な適職』(クロスメディア・パブリッシング)、『ヤバい集中力』(SBクリエイティブ)他多数。

「2020年 『ヤバい集中力ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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