- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866670331
作品紹介・あらすじ
「自律した子」の育て方すべて。モンテッソーリ教具の選び方から、モンテッソーリ・メソッドで育った大人たち、「子供の家」に通わせている親へのアンケート、「小学校以降」のことまで。家庭でできる11のことも収録。
感想・レビュー・書評
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敏感期という概念を知れたことが一番大きかった。家のことを理解するために少しの変化も嫌う時期があること。同じ行動ばかりを繰り返す時期があること。段階を追って理解を深めていくのでそれに寄り添ってあげることが大事なこと。子供は整理整頓された家が好きということ。
大人にとって理解できない行動があるということを理解しているだけでも、育児に対するハードルが下がる気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
モンテッソーリ教師の12の心得
1環境に心を配る
2境遇や物の取り扱いを明快正確に示す
3子供が環境との交流を持ち始めるまでは積極的に交流が始まれば消極的に振る舞う
4探し物をしている子や助けの必要なこの忍耐の言動を見守ってあげる
5招かれたら答えていく
6招かれたらよく聞いてあげる
7子供の作業を大事にし中断や質問を避ける
8間違いを直接的に訂正せずに間違った子供を尊重する
9休んでいる子供や他人の作業を見ている子供を無理やり読んだり作業を押し付けたりしない
10作業拒否する子供や知らない子供間違っている子供にはたゆまず作業に誘い続ける
11点し探し求める子供にはそばにいることを感じさせ見つけた子供には隠れる
12作業が済んで快く力を出し切った子供には沈黙のうちに喜びを感じさせる -
「あることを学ぶのが容易であるか難しいかは子どもの年齢によるのではなく、
個人の可能性との関係のなかでのみ定義づけられる」
「日本は現時点でGDPベース世界第3位の国でありながら、
GDPに占める教育費の割合は先進国の中で最下位レベル
自分で選ぶということは、それだけの責任を自分でとるということです。
適切なリスクをとれるということは、自立した人間になるということです」
■モンテッソーリ三つのメソッド
①子供の自主性を最大限にサポート
②生き方の基礎となる体験を提供
③「敏感期」に基づいた関わり方をする
生き方の基礎となる体験を提供する
●失敗を経験するまで待つ
●どうしたらいいかを一緒に考える
→★仕事でも一緒だな
■手を使わせる
「毎日」「できるかぎり」「たくさん」手を使うように習慣づけてあげること
→自分でできることが増えていくと自立していく
■敏感期
「特別な感受性」を持つ時期
→卵から生まれた幼虫が光に反応して葉の先に移動するような
→人間にもある
→現れては消えていくいくつもの敏感期
人間が他の動物に比べ未熟なまま生まれてくる理由
→生まれた場所の生活環境から学び柔軟に適応していくため
→意識的な学習ではなく無意識的な学習
●【秩序の敏感期】2~3歳ごろ
●【感覚の敏感期】3~6歳ごろ
●【運動の敏感期】4歳半ごろまで
●【言語の敏感期】6歳ごろまで
■秩序の敏感期
子供が安心するのは、いつも同じ結果になるとわかっている遊びやいつも同じ道を通って帰るなど
■感覚の敏感期
感覚的な刺激を通して物事を理解したり、概念を捉えたりする時期
■りんごを知るプロセス
りんごを知るには、まず実物を見て、感触を確かめて、匂いをかいで、食べてみることで初めて本質をとらえることができます。「りんご」という名前を覚えるのはそのあとです
→子供自身の経験からイメージが作られ、独特の個性が形成される
→万人共通のりんごと、子供オリジナルのリンゴのイメージが作られる
■子供は感覚優先
大人は既成概念を体得しているので、知識優先になる、感覚の鋭敏さは失われていく、いちいちりんごをかいだりはしない。ただ、先入観に囚われることがある
→?あたまでっかちはつまらないよな、子供と一緒に学習しよう
なるべく自分のことは自分でやらせる
服もなるべく自分で選ばせる
ものの置き場所を決める
おもちゃは子供が管理できる量にする
ルーティーンで自主性を育てる
大人目線で褒めるよりも共感
→必要ないときに褒めるのは逆効果
言葉ではなくなるべく動作でサポートしてあげる。手を添える、場所を示すなど
■テレビやスマートフォン
テレビ
・みる番組や時間を決めてダラダラしない
・なるべく親子で一緒に見て、参加しあったり話し合ったりする
スマホ
・子供と向き合うことを最優先に
・食卓にスマホを持っていかない
・どうしても使う時は子供に断る
自分のことは自分でする
■モンテッソーリ教師12の心得
1.環境に心を配る
2.教具やものの取り扱いを明快、正確に示す
→あまり喋りすぎない。興味をそそり「やってみる?」と聞く
■体験をもとに学ぶ
重要なことは「体験をもとに」という点 -
アマプラで無料のため、以前から興味があったこともあり購入。
前半部分をじっくり、後半は流しながら読み終えました。
私みたいにモンテッソーリってなーに?という人には良い本だと思う。
子育てに取り入れたい、心掛けたいと思うところが結構ありました。 -
20%ルール、通常の仕事を離れて自分が一番やりたいことをやる
子どもの自主性を最大限にサポートする
努力は好きにはかなわない
褒めるより共感 -
子どもの主体性を促す
毎日同じ動作に見えても子どもには違っていて新鮮
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かもなく不可もなく
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モンテッソーリ教育をしている園の保育士が、モンテッソーリ教育について書いている。モンテッソーリ教育の概念については触れられているが、詳細は一般的な教育の本と書いていることは変わらず、目から鱗な情報は少なかった。
・こどもの気持ちを置き去りにして何かを「教育」するのは親のエゴ
・こどもが手伝ってと言ってくるまでは手を出さずに本人にやらせる。
・少人数制の園は発言の機会が多い