世界が面白くなる!身の回りの数学

著者 :
  • あさ出版
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本棚登録 : 175
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866674117

作品紹介・あらすじ

苦手な人も多く、学生時代には避けてきた人も少なくない数学。
「数学って何の役に立っているの?」と学ぶ意義を見い出せなかった人もいるでしょう。
しかし、私たちが知らないだけで数学の考え方や公式は、日常生活のあらゆる物や事象に使われています。本書では身の回りの物や事象に数学がどのように取り入れられているかを解説することで、数学の奥深さや楽しさを紹介します。本来は数学の生命線ともいえる「厳密さ」を棚上げして、ざっくりしたイメージや具体例を用いて解説しているので、文系出身の人も楽しく学ぶことができる1冊です!

感想・レビュー・書評

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  • 例で挙げられているものが、多くの人にとって身の回りにあるものであり、興味を持って読み進められるし理解の助けとなる。
    そして興味を持ったままジェットコースターのように未解決の難問まで走っていく疾走感もある。

    算数や科学に興味のある子供が読むと、「こういう面白さがあるんだ」とか「頭のいい人たちでも、簡単そうな問題でも解けないものがあるんだ」とかを感じられ、人に話したくなると思う。
    大人にとっては、計算手順はしっているけれど、なぜそうなるか人に説明できないということもあるかと思う。そういうことを学ぶことができる。説明できる人も、別の方法がいろいろあることを学べる。

  • 数学がいかに我々の日常生活に役立っているかを教えてくれる本。

    例えば、選挙速報はなぜ開票前に当選確実を出せるのかとか、アルキメデスが発見した「てこの原理」を利用して、当時(紀元前2世紀頃)ポエニ戦争で、カルタゴはローマの大型軍艦をつるし上げて転覆させるなどして大きな成果を上げたなどのエピソードが紹介される。

    もちろん、てこの原理は現代でも幅広く活用されている。

    そして、これらには数学の原理が活かされている。

    このように、歴史上のエピソードとともに、簡単に数学に触れる話は、私にも分かりやすかった。

    ただ、本書では一部、かなり著者がヒートアップして、少なくとも私のように学生時代数学が苦手だった人間にはついて行けない内容が散見されたのは残念。

    数学が苦手な人が読むときっと、本書の内容全ては理解できないと思う。

    本書のコンセプトは面白いのだが、もう少し、数学的な証明や説明を控え、エピソードと簡単な数学の原理を紹介するといった形にとどめておけば、もう少し一般人にもわかりやすい内容になったのにと思う。

    数学アレルギーの私のボヤキである。

  • ある程度、数学が好きな人向きかな。全く好きでないと厳しい。

  • 開票速報が秒で出る仕組みとか、掛け算割り算を足し算引き算からやらなきゃいけないのはどうしてかとか、「そういえば、何で?」っていう内容が分かりやすく書いてあって面白い。
    数学は好きになれないまま大人になったけれど、ドリルとか買ってやってみようかな。

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著者プロフィール

博士(学術),臨床心理士,公認心理師。
島根県出身。京都大学文学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員,東京大学駒場学生相談所非常勤講師,McGill大学医学部多文化精神医学教室客員研究員,大阪大学大学院人間科学研究科専任講師,准教授を経て,現在同大学院教授。
おもな著作・論文に『大学生における自我漏洩感の心理学的研究―認知行動療法の視点から』(風間書房,2011年),『臨床心理学』(共著,New Liberal Arts Selection,有斐閣,2015年),『双極性障害のための認知行動療法ポケットガイド』(監訳,金剛出版,2016年),『体験的CBT―〈実践から内省への自己プログラム〉ワークブック』(監訳,岩崎学術出版社,2021年),Two cognitions observed in Taijin-Kyofusho and social anxiety symptoms(共著,Psychological Reports, 2006年),The recognized benefits of negative thinking/affect in depression and anxiety: Developing a scale(共著,Japanese Psychological Research, 2013年),Understanding egorrhea from cultural-clinical psychology(共著,Frontiers in Psychology, 2013年),Developing and validating the Japanese version of the Referential Thinking Scale: A cross-sectional study(共著,PLoS ONE, 2023年)などがある。

HPはhttps://researchmap.jp/jun_sasaki/

「2024年 『こころのやまいのとらえかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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