- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866800738
作品紹介・あらすじ
仕事の質とスピードが上がる思考習慣!
ビジネス数学教育の専門家が教える!あらゆる仕事を数字ベースで考えられるファクトフルネス時代の新・思考法。論理力、仕事の質とスピード、説得力が大きく変わる!現代は、ファクトベース、ファクトフルネスが重要視される時代。思い込みや印象、ざっくりした数字の使い方ではなく、数字(データ)から正しいロジックを組み立て、事実をベースに考えたり、伝えたりする力が求められている。
仕事で成果を出す方法は、徹底的に数字ベースで考えること。結果としての「データ」は、POS データをはじめ、あらゆる業種にすでにある。大事なのは結果から原因を数字で導けるか。徹底的に数字で考える頭を身につける方法をビジネス数学の専門家で大企業に研修を行う著者が教えてくれます。
感想・レビュー・書評
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「単純化して考える」を繰り返すことを学んだ
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なぜ数字を使って考える必要があるのか?それは「自分が動かしたいものを動かすこと」である。確かに数字を使うと考え方が整理され、説明にも説得力が出る。
著者の本はいくつか読み続けている、良書が多く、この本も多分に漏れてはいない。必要なことがコンパクトに記載されている。すぐに使えるネタが豊富であることもあり、早速使ってみたい。
この分野の理解をさらに深めたいのであれば、フェルミ推定や仮説思考に関する本を読むと効果的であるように思う。 -
作者は数学教育者。ビジネスの数字は四則演算で十分。ファクトペースで数字を見る。数字が必要なのは、問題の明確化、説得力、信頼感。アサンプションベース(仮定)で考える。これはほとんどフェルミ検定のような話。数字の意味、統計学の指標などの説明が充実している。グラフは異物のあぶりだしに効果的。ファクトフルネスに言及しているため、読んでいたほうがわかりやすい。
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勉強になりました。
これからのファクトフルネスの時代を生きるには数学的思考が必要。数学的思考で得られるものは、問題解決能力、説得力、信頼感。数字で考える=ファクトと仮説を把握すると言うこと。ファクトの掴み方は数字で何を見るか定義、決断、傾向と異物を掴む。仮説の立て方は、形のないものを数字で表す方法の定義、変数を仮で決めてみること、それを計算すること。
良いと思った点3つ
①やっぱり数字で考えることが重要なんだなと再認識できた点
②決断力が重要という点。武道にも通じる。
③間違ってもいいので、仮説を立て進めていくと言うチャレンジ精神を再認識した点 -
『数字で考える』とはどういうことか?
『なぜ数字で考える必要がある』のか?
多くの人が『数字』というものを『苦手』だと思い込んでいます。
しかし、今の世の中『数字を使えない人』は、『仕事ができない人』と同義。
生きていけない時代が来ています。
それはいまのコロナ禍の政治を見ていても分かるでしょう。
じゃあ、どうすればいいか?
そんな人々が『苦手』と思い込んでいる『数字』をどう扱えばいいかを懇切丁寧に教えてくれるのがこの1冊。
『ファクトベース』と『アサンプションベース』
『数字で考える』=『定義』×『計算』×『論理的思考』
『数字』=『コトバ』、『計算』=『文章』
『傾向』と『異物』を探す → 『ビジュアル化』
こういったことを200数十ページで懇切丁寧に教えてくれます。
大丈夫です。
誰でも理解できるようにまとめてくれているので、気概さえあれば『数字』が『好き』にはなれなくても、『使える』ようにはなります。
『数字で語れないものを提供するためには、数字で語らならなければならない』
『数字で考える』習慣を身につけて、『仕事のできる』人になりましょう。 -
事実がないものに対して何かしらの数値から仮説を出すのはすごくいいと思う
毎日やってみよう -
数学とは、「コトバ」である
というフレーズに少し驚いた。
数学で考えるためにまずは「定義する」ことをしっかりとやらないといけない。
あとは、第3章の数学的に考える頭の作り方をしっかりとできるようになりたいと思った。 -
まさに自分に必要な一冊でした。
・アサンプションベース思考
・複雑なことをシンプルに考える
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稲森和夫の言葉:
バカな奴は単純なことを複雑に考える。
普通の奴は複雑なことを複雑に考える。
賢い奴は複雑なことを単純に考える。 -
まず質の高い仕事とは思考の質が高い仕事のこと。ではその思考の質が高いとはどういうことかというと、数字を用いて事実に基づいた思考であるということ。
だから数字で考えるってとても重要だよね、という内容。
で、その数字で考えるためにどうやって数字を扱うのかが詳細に書かれている。
中でも私は第2章のPDCAがうまく回せない人に関する内容がとてもためになりました。
PDCAがうまく回せない人(仮説がうまく立てられない人)は一つに決める勇気がない人だとされています。
つまりその数字を導く要因が複数あるとき、改善すべきポイントを絞りきれないということです。
A=B+C という式があったときに、BもCも頑張って改善しようとすると結局どっちがどう影響してどうなったが見えないと。
検証ができないからうまく次に活かせない。
強く納得しました。
こうやって数字を好転させていく思考を身につけていくんだなという学びがあり、それが仕事の質なんだと感じました。