戦史の余白: 三十年戦争から第二次大戦まで

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784867930106

作品紹介・あらすじ

世界を一変させた歴史に残る戦い。
だがそこには、語られない余白が必ずある――
軍事史の第一人者による、最新の戦史

三十年戦争、アメリカ独立戦争、ナポレオンのロシア遠征、第二次大戦でのウクライナを舞台にした戦いから、マンシュタイン、山本五十六などの知られざる秘話まで――従来の正面からの評論とは趣が異なるが、戦史・軍事史のさまざまな側面を、いわばからめ手から描きだしたユニークな一書。軍事史の第一人者による、最新の戦史。

感想・レビュー・書評

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  • 岩波新書『独ソ戦』著者

    毎日新聞2024224掲載

  • 前作の「独ソ戦」では、圧倒的なディテールと大きな全体感を失わない書きぶりが印象的だった
    本書は専門雑誌に掲載された、少し小ネタのような小編を綴ったもの。
    「はじめに」に書かれている通り、これまでの書物とは趣が異なることに加えて、一般向けではなかった。
    大きな知識が無い自分自身にとってはエピソードのような話は、ちょっとハードルが高かったかな。

  • コマンドマガジンに掲載されている「戦史無駄ばなし」やコラム等で今まで見送られていたモノを再構成し収録した書籍(2023/12/15発行、2200E)。

    著者がコマンドマガジンに投稿しているコラムの内、殆ど興味をそそられなかった話を再構成し収録しているため、個人的には特に見るべき処が在りませんでした。 よって、評価は★一つとなります。
    因みにこの本で挙げられている人物エピソード以外の話についてであれば、新紀元社や大日本絵画、芙蓉書房などから出版されているオスプレイ・ミリタリーの翻訳本の方がお薦めです。 もし、関心や興味が有るようでしたら、本書より其方の方をご覧になるのが良いでしょう...

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著者プロフィール

現代史家。1961年東京生まれ。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてボン大学に留学。千葉大学その他の非常勤講師、防衛省防衛研究所講師、国立昭和館運営専門委員等を経て、著述業。『独ソ戦』(岩波新書)で新書大賞2020大賞を受賞。主な著書に『「砂漠の狐」ロンメル』『戦車将軍グデーリアン』『「太平洋の巨鷲」山本五十六』『日独伊三国同盟』(角川新書)、『ドイツ軍攻防史』(作品社)、訳書に『「砂漠の狐」回想録』『マンシュタイン元帥自伝』(以上、作品社)など多数。

「2023年 『歴史・戦史・現代史 実証主義に依拠して』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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