- Amazon.co.jp ・本 (3857ページ)
- / ISBN・EAN: 9784871189446
感想・レビュー・書評
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病院内での白い巨塔(権力闘争)、猟奇殺人、医療倫理、幼児虐待、東西冷戦構造…。重いテーマと重いミステリーを絡めに絡めた、深い深い物語。これぞまさに大人の知的好奇心をくすぐる漫画と言えるのではないでしょうか。緻密な構成と格好良すぎの一話一話の終わりかたに、改めて全18巻を読み返すたびに唸らされます。
物語に直接は関係ないけれども、グリマーさんの一言「夜のプラハの街って、まるで、おとぎの国みたいだ」が、やたらと印象的です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やはりテンマよりヨハンが気分。
彼が探し求めたものは‘ルーツのはじめに在る自分’。
しかし、彼が彼であるがゆえ、その旅は悲惨に満ちている。 -
昔の作品ですが、最近読みました。
ヨハン・リーベルト。
この名前をはじめて聞いたのは、エンタの神様に出てたインパルスのネタだった。
まあ、それは置いといて。
この物語は、最後まで謎ばかり。
でも、色んなところで色んなことが繋がって。
ロベルトの秘密も驚いた。
グリマーさんには泣いた。
アンナが実は。。。
テンマは意外と歳を取っているとか。
デューターとラインワイン先生は和ませてくれるとか。
エヴァはかわいそうな人だとか。
ルンゲ警部は意外とかっこいいとか。
実はヨハンが一番影が薄いんじゃないか?と思うほどの登場人物の濃さ。それぞれのドラマ。
途中からスピードを上げて読んでしまったので、後半のストーリーが混乱してるんですが、読み終わってももう一回読みたくなる、そんな感じの謎だらけの物語でした。
小説『もうひとつのMONSTER』と合わせて、何がフィクションで何が実在してるのか?
もしかしたら本当にあった出来事なのではないか?
と、思わせるリアリティのある作品です。
グリマーさんが一番好きでした。 -
いま、大人買いするならこのマンガ。
筋がしっかりしていて、絵も安定していて、長期連載にある多少の粗は気にならないほどにおもしろいです。
一度読んだら自宅に揃えておかないと、年に一度は発作的に読み返したくなります。
好きだったキャラは、主人公を追っかけているルンゲ警部。
なにからなにまで、ウルトラかわいいです。 -
出す作品ほぼ全てヒットの浦沢さんの、ミステリー代表作。
作品の雰囲気は勿論、最後まで読んでも謎が残る余韻がたまらんかったです。
ハインリッヒの執拗な迄の天馬を追いつめる姿は、なんとなくレミゼラブルのジャベル警部を彷彿とさせたりなかったり。
ヨハンとアンナと天馬の関係とかも、読んでいけば行く程に続きが気になる作品です。 -
途中グダグダになったり、「あれはどうなった??」的な事もあったりしたけれど、総体的に神マンガです。
登場人物達は脇役も含めしっかりその人のストーリーがあり、良いキャラを出しています。
先の読めない展開は、読み始めたら止まらなります。 -
半年に一度は読みたくなる。
何度読んでも「考えられる」。
深い深い。 -
全巻
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ほんとにすごい話しでした。
最後までもくもくと読み続けちゃうくらいすごいです!! -
浦沢先生の作品は全巻そろったのをぶっ続けで読むに限りますね。安室ちゃん、SMAP(中居クン以外)もめちゃくちゃ面白いと絶賛していて嬉しかった。