- Amazon.co.jp ・マンガ (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872336795
感想・レビュー・書評
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吉田秋生さんの『ジュリエットの海』を想い出す…
ヨリ子のあっけらかんとした自由さはどこから来ているものなんだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
以前Renta!で『ラブ・クラシック』を借りて読んで、
なかなか面白かったので、こちらも借りようかと思いつつ、
未完(?)らしいってことで手を出しかねているうちに、
太田出版の作品がゴッソリ撤収されてしまったのだった。
で、先日不意に思い出して古本屋さんで入手。
この「学園編」だけでも一応、話は完結しているが、
中学生なのに既に性的に奔放過ぎる、
異常な暮らしを送っている少女の背後の事情などは、
同人誌に発表された続編を読まなければわからないそうだ。
この巻を読んだ限りでは、まともな神経の持ち主は
主人公の少年(と、その家族)だけで、
後はみんなどこかしら狂っている感じ。
というか、けだもののような美少女に狂わされてしまった、
ってところか。
とにかく、問題の少女が「楽しい」とか「本当は苦しい」とか、
感情を吐露していれば、
読者は変な居心地の悪さを覚えずに済むと思うのだが、
何も語られないのが、どうにもこうにも。
しかし、続編はeBookJapanにラインナップされていると聞いたけど、
わざわざ買う気はしないから、もうこれでいいか(笑) -
強くて汚れない生と性の色気に満ちた少女ヨリコの物語。久世光彦あたりが幾度も熱っぽく描いた美少女を一回りいきいきとしぶとくしたような感じ。ヨリコに恋する少年の素朴さがまたいい。学園編だけでも独立した話として読める。在庫があるうちに読んだほうがいい。急げ。
ちなみに続編は同人誌で執筆中。東京編も総集編がでました。また、先だってのコミケットで無事シリーズ完結しました。お疲れ様!虎の穴他で入手可能みたいです。