Yの思い出 (Cue comics)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (139ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872572674

作品紹介・あらすじ

思い出なんかに ならないで 思い出なんかに 思い出なんかにならないで センチメンタルでエロティックな、やまだないと最新短編集&掌編集。 フルカラー作品も多数収録。

感想・レビュー・書評

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  • 今日たまたま、高校の同級生の男の子に会う機会があって、

    高校の頃の話を、色々した。


    その中で少し、ショックなことを言われた。


    高校の時に付き合っていた人がいて、
    その子に私の友達が、その子にも彼氏がいるにもかかわらず横恋慕したのは知っていたのだけど、

    ヤることヤって、子どもできて、堕ろしてた、って話を聞く。






    ……。






    高校の頃なんて、もう10年以上前の話だから、今更ショックも何もあったもんじゃないのだけど、

    なんだろうな、

    オセロの終盤で、敵にパタパタパタっと、自分の駒をたくさんひっくり返されてしまったような気持ち、になる。



    私だけが、それを知らなかった。別にそれはどうでもいい。

    ただ私の友達とその周辺の人たちが、私が傷つかないように(?)、そのことを腹に収めてくれていたのだということが、ありがたいやら申し訳ないやらで、少し悲しくなった。


    なんでさ、人の傷つくこと、簡単にするんだろうね?

    その優越感とか、人から奪うことの「勝ち取った感」とか、私はそこに幸せを感じないなぁ。


    最近さ、不倫だとかそういう話が、割と身近にたくさんあるんだなぁって知って、わたし驚いちゃって。で、恥ずかしくなったの。


    不倫だって浮気だって、やりたい人は、やればいいさ。
    私はそう思う。

    でもそれが、そんなに身近にたくさんあるものだって実感を持たずに、私生きてきていたみたいで。
    世間知らずというか、夢見がちな幼い自分が、すごく恥ずかしくなったの。

     私、知らない間に二股かけられてたり、誰かの浮気相手になっていたり、したのかな?長いこと付き合っていた元彼も、二股かけてたのかな(多分、かけていたんだろうなぁ…)。


     誰かをさ、すごく好きになった時に、もし自分が浮気したり不倫したりって経験があったらさ、「この人も浮気するのかな?不倫するのかな?」って、思ってしまうじゃん?それって、すごく悲しいことで。大切にしたい人をさ、きちんと信じたかったら、自分が浮気したりしちゃ、ダメじゃん。自分がクリーンであることだけが、自分の思う人を信じてあげられる唯一の方法だと思う。

    わたし、そう思うから、人のものには手を出さないって、貫いていたのだけど、


    なんかわたし、バカみたいだ。

    「みんなやってる」とか、
    「結婚しても恋したい」とか

    なんかわたし、バカみたいだ。


     

    …そう思う私でも、多分例外はあると思う。

    不倫が嫌なのは、対等な関係でないときです。バカ見るのが明らかなのは、イヤです。
     でも、求められた時の切実さが、鬼気迫るものだったら、わたしはきっと、受け入れると思う。

     だから、クリーンだなんだ言ったって、確実に例外はある気がするの。

     でもさ、その例外を、「みんなやってるならわたしも」とか、いい思いしたいだけのものだったら、不快な感じがする。






    とか何とか言ってる私のすべてが、


    「お前幼いんだよ」って、

    言われた気がした今日。

    でも、不倫に片足突っ込むことや、誰かが傷つくと分かって二股かけるようなことを、簡単にやることが、


    幼さを脱却する手段のようには、


    どうしても、思えません。



    どうしたら、いいんでしょう?

  • 何が言いたいのかはよくわからなかったが、とにかくエロかった。

  • 「みんなセンチメンタルなセックスのことばかり考えてるの」

    そんな感じ。
    よい短編集です。

  • 言葉なし。美しい。鋭い。刺さる。(06/7/24)

  • エロ〜いけどいいよ。

  • 理解不能なないとワールド。
    そこに惹かれる。
    言えない事描けない事が
    そこにはたくさん詰まっている。

  • センチメンタルなセックスのことばかり考えてしまう夜に。

  • ショートショート集。「ムスカリ」の台詞『人生が長すぎていやだ』というのがとても切ない。他の作品も独特の哀愁が漂っています。しかしどの作品もかなりエロチックなので要注意。

  • 思い出なんかにならないで!2002年の冬のある日、駅前にできたブックオフで購入した短編集。とくに、表題作『Yの思い出』が、webと連動していてとてもとてもとても興味深い!

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