- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872574579
感想・レビュー・書評
-
【内容】
実際に広まっている怖い話の中でも、時代背景がわりと新しいものを都市伝説として取り上げている。
71話+2篇構成。一つ一つに著者の冷静な解説がついており、その話の元になったと思われる事件や、類話を知ることができる。
【感想】
怖い話としてなら、子供じゃあるまいし、「所詮創り話でしょ」と思えるのに、解説で、なまじ現実に起こった凄惨な事件などを紹介されるのでそっちの方が怖かった。
煙のないところに火はおこらない。民俗学として、こういう話を追いかけるのもおもしろそう。
そして、イラストが必要以上にコワイです!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
都市伝説ネタ本。「都市伝説」が羅列してあるだけかと思いきや、それがどういうふうに派生し、変化したのか、という部分もあって非常に興味深い。ミステリやホラーにはおあつらえ向きの題材なだけに、これはチェックしておいて正解だな。あ、あとイラストが児嶋都さん、てのもツボ。
お、「都市伝説パズル」のアレもあるぞ。しかしそれにしても、実は「都市伝説」って幽霊や妖怪よりも、生きた人間の方が怖いんだよなあ。あながち荒唐無稽な話とは言い切れないぞ。 -
都市伝説サイトとして有名だった「現代奇談」(20070309現在、サイトが見当たりません。閉鎖されたのでしょうか?)を主催されていた松山ひろし氏の著書です。
プロローグとエピローグで、都市伝説に関する簡単な考察がなされています。
掲載されている都市伝説は、比較的有名どころが多いように思いました。
各都市伝説について、松山氏による解説がなされているのがなかなか面白いです。
何篇かの都市伝説については、出所が明記されているのが素晴らしい。 -
松山ひろし氏の都市伝説サイトから抜粋されたお話しだけでなく、サイトに記載されていない話も加わって、サイトの常連でも楽しめる本です。イラストも絶品。