ドラえもんの「育て力」―人生に必要なことは、すべて「ドラえもん」が教えてくれた! (East Press Business)
- イースト・プレス (2005年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872575996
感想・レビュー・書評
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【概要】
ドラえもんは卓越した「育て方」を有しているから、のび太は「負け犬」から「勝ち組」に変身することができた。ドラえもんの「育て方」の手法をドラえもんのエピーソードを用いながら紹介している。事例からコーチングへの応用方法も記載されている。
【仕事への活かし方】
理想的な上司であるドラえもんの「育て方」はコーチング理論に沿っているとこの本では言っている。分かりやすい事例で、コーチングについて知ることができる本であり、大変とっつきやすい本である。
コーチング手法は上司が部下を育成する際にも用いることができるので、具体的なシチュエーションを描いてコーチングの手法を用いたOJTを想像しやすい。(ひらりー) -
タイトルに似合わず、真面目な本(笑)
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ドラえもんは理想の上司。
出来の悪いのび太を褒め、叱り、気づかせ、経験させ、学ばせる。
「叱る力」単独で問題解決につなげることはできない。褒めたり、気づきを起こさせることで自ら行動に移させるということが本当の意味で本人の問題解決につながる。
長いお説教より短いメッセージ。
気をつけよう。最近説教くさいし・・・。笑 -
誰もが知っているドラえもん。
ドラえもん学の権威である教授がドラえもんの持つ「育て力」をコーチングの理論で解明していています。
ドラえもんは、どうやって負け組代表の「のび太くん」を、小学生のうちからコーチングをして「ジャイ子」ではなく、「しずかちゃん」と結婚して幸せに暮らせるような勝ち組に変貌させたのか??
っていうのが、この本の内容です。
ドラえもんの持つ、
「ほめる力」
「叱る力」
「気づかせる力
「経験させる力」
「学ばせる力」。
まさにのび太くんにとってドラえもんは理想の上司です。
そんなドラえもんのコーチング力は現代のサラリーマン社会でも役に立つような気がします。
一番心に残ったのは、「できないのは仕方がない。しかしやらないのは大問題」というフレーズ。
しずかちゃんを巡って出来杉くんに張り合おうとするのだが…途中であきらめそうになるのび太。
それをドラえもんが、あきらめるなって励ましていきます。
ドラえもんに会うまでののび太は、どうせやってもしょうがない…
目標が叶うことはないっていう典型的な負け犬でした。
でもドラえもんにあってからは、努力すれば少しは報われるってことがわかったのか、とりあえず目標を明確にして前向きにできるようになったし、銃の腕やあやとりなどの得意分野で自信をつけていくことになります。
そうしていくうちにのび太くんは負け犬を脱していきます。
ドラえもんは技術的に何かを教えていたのではありません。
ただ、あきらめない気持ちや自信をもって取り組むことを教えていきます。
自分は負け犬ではない…というところから脱のび太が始まっているのかな?? -
ドラえもんはいかに育て上手かという本です。負け犬ののび太を勝ち組に変えさせた,ドラえもんの「ほめる力」,「叱る力」,「気付かせる力」などを大学の教授がコーチングの視点で真面目に書いています。確かに,のび太の問題に毎回うまいこと道具を出しているのだから,ドラえもんは単なるロボット以上にすごいですよね。指導者を目指す人にとって,役に立ちそうだと思いました。(畑田)
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相手を尊重し人間らしくコーチングするのにうってつけ。
ゆとりを持って行いましょう。