「いのち」と「こころ」の教科書: 手塚治虫からのメッセージ

著者 :
  • イースト・プレス
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872578546

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  • 手塚治虫作品の中から、考えさせられる物語が、8編、納められている。
    特に「聖なる広場の物語」は、衝撃的だった。

    ユーモラスな場面を織り込みながら、自然な流れの中で最終的に普遍的なテーマに持っていく、マンガとしての魅せ方、展開は本当に見事。

    監修者の谷川彰英筑波大学副学長は、道徳教材として活用することを勧めているが、確かに心をゆさぶられる物語が多い。ラストのコマの絵が訴えかけてくるメッセージは、絵とセリフとナレーションという、マンガならではの表現だからこそ、胸に迫ってくるものがある。

著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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