ヨーロッパ・ことばと文化: 新たな視座から考える (大阪大学新世紀レクチャー)

著者 : 野村泰幸 杉本孝司 早稲田みか 林田理惠 清水育男 大内一 岡本真理 井本恭子 林田雅至 畑田美緒 進藤修一 中川裕之

制作 : 野村 泰幸 

• 大阪大学出版会 (2013年10月10日発売)

作品紹介・あらすじ

たとえ互いの言語が異なっていても、そこには私たち人間が共有している物事の見え方や捉え方が概念形成に普遍的にかかわっている。同時に、個々の言語表現を観察すると、文化や環境、さらには特定言語固有の概念化も並行してかかわってくる。
言語の普遍性がみえるからこそ、個別言語の特殊性の背後にあるものが気がかりになるし、特殊であるとばかり思っていたものが、より普遍的な理解様式に下支えされたものであることに気づく場合も多い。言語という窓を通してことばと文化、さらには人間性の普遍と特殊の理解に、興味ある切り口を提供する。