「Subversion」解説書 <バージョン管理システム> Linux world favorite series

  • アイ・ディ・ジー・ジャパン
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872805055

作品紹介・あらすじ

プログラムの共同開発に不可欠なSubversion。その仕組みから使い方までを懇切丁寧に解説。

感想・レビュー・書評

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  • 現在出版されているSubversionの唯一の日本語書籍。(Web上のドキュメントは除く)
    Subversion開発プロジェクトが作成した解説書であるので、きわめて詳細かつ正確な内容だ。ただし、対応バージョンは1.0以前のもののよう(1.1以降のFSFSに関する記述がないため)だ。

  • バージョン管理システムとは、ファイルに加えられた変更内容を記憶し、いつでも以前の内容を取り出せるようにするソフトウェアのこと。

    プログラマーやWebコンテンツの管理者にとっては非常に重宝するソフトウェアです。本書は、フリーのバージョン管理システムであるSubversionの開発者たちがインターネットで公開してきた解説文を基に作られています。

    ■SubversionとCVSの違い

    1.バージョンは、リポジトリ単位

    CVSの場合バージョンはファイル毎でしたが、Subversionの場合はリポジトリ毎になります。これは結構よい感じです。たとえば、、、

    1.複数のファイルをコミットするときに一部のファイルで競合が生じ、コミット出来なくてなるようなことがありません。
    2.昔の状態に戻したいときCVSだったら「このファイルは2バージョンアップしたから、2バージョン下げて・・・」と一つ一つのファイルのバージョンを調べて戻す必要があります。Subversionだったら、全体にバージョンが付いているので全体のバージョンを下げるだけです。

    2.ディレクトリ毎に変更履歴が見れる

    ディレクトリ内のファイルの変更履歴がすべて見れます。
    ファイル単位で調べなくてもいいので、楽です。

    3.ファイル名の変更とコピーが簡単

    CVSでファイル名を変えるときは、古いファイルを消し、新しいファイルを加える必要がありました。この方法だと古いファイル名だったときの履歴が残らず、まったく新規からのスタートとなります。
    Subversionではファイル名の変更が出来るので、古いファイルの履歴を残したまま名前の変更が出来ます。また、適当な名前で入れておいて、後で名前を付け直して一貫性を持たせることも可能です。

    4.ファイル管理方式の改良

    リポジトリでのファイル管理ですが、CVSでは全ファイルを保存していますが、Subversionでは差分を保存しています。なので、容量を取らずコンパクトに管理できます。また、各バージョンのデータをリポジトリに保存する際圧縮しますので、容量を取りません。

    【変更点】
    1.ファイルをそのまま保存⇒バイナリ差分保存
    2.無圧縮⇒圧縮

    5.WebDAVとの連携

    WebDAVを使って、ウェブ上でSVNを使うことも出来ます。

    ■TortoiseSVNとは
    Windows上で動くSubversion用のソフトです。
    コマンド入力する必要がなく、マウスで操作出来るので初めての人でも楽に使えます。

    [特徴]
    ・GUI(コマンド入力ではなく、マウス操作)
    ・日本語に対応(設定や項目が日本語です)
    ・インストールが簡単(インストーラ付なのでインストールが簡単です)

  • Subversionについて、数少ない書籍。

  • 言ってしまえばネットに転がっている情報のまとめ本といったところ

  • 購入済。読もうとしている直前

  • おそらく唯一のSubversion解説書、貴重。(Webの文章読んでもいいけどさ。)

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