作品紹介・あらすじ
仕事の「必要工数」を決める、「捨てる仕事」を見極める、2か月分のスケジュールを見る、「時間予算」の発想をもつetc.部下も自分もサクッと退社。現場で鍛え上げたワーク・ライフ・マネジメントの奥義。
感想・レビュー・書評
絞り込み
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なるほど、と思ったところ。
・部下が一生懸命、効率的な仕事に取り組んでいても、上司のダンドリが悪かったためにやり直しになったりしたらどうなるか。逆に部下のダンドリが多少悪くても、上司の仕切りが優れていればチーム全体の生産性を高めることは可能。p.19
・「中期展望」から「短期目標」に落とし込むp.27
・6月末の株主総会で担当役員が変更される可能性。もし、トップマネジメントが交代することになれば、新任の役員が「自分の目でもう一度中期計画をやり直したい」と言い出す可能性があり、スケジュールが伸びる。p.38
・カレンダーにはひたすらスケジュールを記入していく。・・・メモのスペースには、会議のメモや人に合った時のポイントなどを時系列に記す。p.48
・大事なのは、指示を出した相手が「何を望んでいるか」を確認すること。・・・物事の軽重を見極める力もビジネスの大事な能力。p.74
・ビジネスの基本は「人的資源」に他ならない。こうした人脈や人物情報を持っているか否かで大きな差が生まれる。p.99
・こうしたやり取りを通じて、優れた先輩と知り合えたことで、その後困った時にも相談にのってもらえる。「人の教えを請う」ことの効用は大きい。p.113
・役所の仕事のやり方への感想。「残業を当然の前提にした仕事の進め方と密度」「家庭責任を負わないものにつかまる不快感」「チームワークがもたらすアンチ・ワーク・ライフ・バランス」。要は一言で言うと「なんでダラダラ働いているのか」という感想と怒りp.199
・「・・ホンダのために働くと考えること自体すでにホンダウェイではない。人は何のために働くかというと、会社のためではない。自分のために働くのだ。それはいつの時代でも、世界中どこでも共通なことだ」p.203
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残業は効率的に仕事ができないことを表す。
それを上司に申請するということは、仕事ができないことを上司に伝えること。
全部はできない。
捨てるものをチョイスせよ。
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メーカー大企業なので、佐々木さんの仕事術な考え方には独特なところもありますね。
目の前のことを一生懸命やることを大事にされてる姿勢は共感しました。
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日本の一般的な企業の制約でできる
現実的な話が書いてあり活かしやすい。
ただのノウハウだけでなく本質的なこともしっかりと書いてある。
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読んでみて、なんだかできそうな気がして、何をしようかということを並行して書き留めながら読む事ができた。佐々木さん流のスキルは他の人でも活かせるものだが、そこに必要性、思いがなければ多分うまくいかない。あとがきに書かれていたことが一番心に響き、これから仕事をしていくうえで大切なこと、人生で大事にしたいことなどを考えようと思った。
以下読書中のメモ
計画、業務の趣旨(何のためにやる仕事か)、必要工数(〆切意識と優先順位)、「最も重要な仕事として何を成すか」、仕事の鳥瞰図。
〆切は実際の1週間前に。仕事は終わったところから始まる。2か月分のスケジュールを見る。思い込みは無駄の元。始める前に訊く。途中で訊く。
プアなイノベーションより優れたイミテーション(模倣)。優れたイミテーションを重ねることで、優れたイノベーションが生まれる。
仕事は現場主義で。その場で片づける。
「やらないこと」をふやす。雑誌等はその場で読まず電車で読む。書類はどんどん捨てる。ファイル名を中身が分かるように工夫。やみくもに時間をかけることはプロのやることではない。
仕事は重要な2割をやれば8割達成したことになる。人にやってもらう仕事を見極める。一番わかっている人に任せる。定期的に上司に相談する。何が真実かをとらえる力。
書くと覚える。覚えると使う。使うと身に付く。
キャリアは一歩一歩の積み重ね(キャリアは道ってことだよな)。目の前の仕事を少しだけよりよく。努力は無理することではない。最も効率的な「正しい道」を見つけることこそ正しい努力。
あとがきより
効率的仕事術(=スキル)は大事だが、スキルだけでは仕事はできない。
効率的に仕事を進める根本は、「物事の軽重を把握すること」にある。「仕事のタイムマネジメントとは最も大事なことは何かを正しく掴むこと」さらに、仕事をしていくうえで大切なことは、あなたがこの人生で大切にしたいものは何なのか、自分の人生の目的を明確にすること。自分はどんな人間であるか、どんな仕事や生活をしたいのか、どんな人生を目指したいのか。ミッションステートメントをつくりなさいbyコヴィー。仕事にかける、家族にかける「思い」を明確に持って、人生に向かうことが大事で、「思い」が本物であれば、そのためのスキルやノウハウはあとからついてくる。
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妻が鬱病、息子が自閉症となり毎日18時に退社しながら社長にまでのぼりつめた著者。
強制的に早く帰らなければならない状況でどのように仕事を進めてきたか実践してきただけに説得力がある。
基本はムダを省き、やるべき事の優先順位を決め計画を立て実行する。当たり前の事である。全ての仕事にデッドラインを設ける。
人生も同じ。向こう3年で何を為すか?
ゴールから逆算をする。
人間力についても述べられていた。
最後はパッション、情熱。
上の人間が情熱を持って語らないと部下は動かない。どれだけ本気かが大事である。本気でなければ部下は気づく。
本気になれ!
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断捨離、結論から書くなど、数々の仕事術が書かれている。なるほどと思うことはあるが主観的な感想が多い本であった。
自ら考え直すいい機会にはなったが、参考になったかといえば…。
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上司の心得とほぼ内容が同じであった。内容としては勉強になりますが、どちらか一冊を読まれることをお勧めします。
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「そうか君は課長になったのか」を書かれた方の本なので読んでみた。
内容としては「そうか君は〜」とほぼ同じ。
とてもためになる中身なのだけど、既読感が高かった。
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仕事上手は整理上手
書類は探すな!
ほんと、時間もったいないと思う。
人は一日に何時間も探す時間にかけてると
いうが、まさしく。
断捨離しなきゃね。
部下の昇格準備は一年前から。
管理職にとって部下の昇格は
重要な課題。
そっか、
そう捉えてる人どれくらいいるのかなー
ただどの本にも書いてある
奥さんと息子さんの話。
仕事一筋家庭より仕事優先で
突っ走ってきたからなのかなぁと
考えざるを得ない。
家庭がうまくいってて仕事がうまくいかない人はいないけど、その逆は多い、
やっぱ身近にいる人の幸せって大事だなぁと。
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