よなかの散歩 (ORANGE PAGE BOOKS)

著者 :
  • オレンジページ
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873037509

感想・レビュー・書評

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  • 角田光代はじめてのエッセイ。
    オレンジページに掲載文を単行本に。

    エッセイは好きだ。自分のいかれる所、考え方、経験もろもろ限られてる。
    林真理子定番、浅田次郎、増田ミリ、伊坂幸太郎と最近続いてる

    角田光代ー『紙の月』「笹の舟でわたる』『ツリーハウス』『空中庭園』『八日目の蝉』『対岸の彼女』『森に眠る魚』『坂の途中の家』〜、〜忘れた。
    自分が読んだ作品の凄さに比べまた賞も
    『海燕新人賞、野間文芸新人賞、坪田譲治文学賞、路傍の石文学賞、婦人公論文芸賞、直木賞、川端康成文芸賞、婦人公論文芸賞』ー「凄すぎる」総なめ。

    エッセイ地味
    本人40代、2011年第1刷

    本人曰く小さなみみっちいことばかり書いている。
    確かに作品の稀有さ、異常さに比べれば

    どこをどう押したらこんな控えめな、大人しそうな人からあんなゾッとする、考えられない異常さに行き着く
    まあそこかが才能のしからしむるところなんでしょう
    オレンジページの掲載、まずはじめてのエッセイというところも少しはあるかもしれない、

    いつもの通りだらだら前置きが長いが
    自分の忘備録でもあるからお許しを。

    さて本編
    食「一」〜運命の出会いというものは確かにあると思う
    人〜人は否応なく変化する
    暮〜年相応の格好が好きでない
    食「ニ」〜詰まるところ愛なんじゃないかとおもう
    季〜私は自分の誕生日が好きである
    旅〜感情というより、もっと細胞的に好きなのだ。

    ふーんこうやって改めて見ると切り口も、やはり変わってる。

    夫婦2人猫1匹、猫は一回しか登場しない。

    凄い、半端ない偏食でーこの人の凄いところはあるとき偏食を直すと決めて治るところ。

    ある時、無知だと気付いて、徹底的に本を読み音楽を聴き、映画を「3本立てを」集中してみる、思い立ったら即実行みたいなところすごいね。

    家計簿を書き続ける
    ボクシング「今でいうボクササイズ?」を健康のためはじめもう7.8年

    自分の誕生日好きの異常なくらい

    年末にやること、クリスマスにやること、決まっているーかなり保守的と見受ける

    総体的にテーマ、視点が変わってる。
    やはりこんな視点だから
    一般人が思いもしない作品を書けるのか!
    ただ読んでてたのしい、面白い、腹を抱えるなんていう要素はゼロ。
    旅好きといっても
    最後の方にチョロっと。「他のエッセイでは旅はあるみたい」
    また読んでみたいか?と言われれば
    エッセイより作品を読みたい作者。

  • 『よなかの散歩』読了。
    角田光代さんのオレンジページで連載していたエッセイの第一弾。
    何故か6年前に2巻目から読んでしまったので改めて1巻から読んでみた。
    角田さんの綴る食への思いが着飾ってない感じですごく親近感が湧く。
    時々ふふふって笑いながら楽しく読みました☺️あー、面白かった。
    表紙の飼い猫のトトさんがまだ1回しか登場してないけど…、ネコちゃんってすごく癒されるな…かわいい。
    2020.7.6読了。

  • エッセイ面白かった。
    特に食に対してのエピソードが多くて、角田さんのおうちをのぞき見している感じがした。一食一食大事にしていきたいな。

  • 雑誌『オレンジページ』で連載中の人気エッセイが、待望の単行本化!
    大好きな食べ物や料理の話、新しい家族への愛、旅行への熱い思い……などなど。
    日々のことを、やわらかで、軽やかな視点で見つめたエッセイ集。

    角田さんと同じく、食べることが大好きな私としては、まさに大好物なエッセイだった。食べること、旅すること。特に香港と九州に縁があるので、その辺のエピソードが嬉しかった。
    さて、何を食べようかな。本を閉じて、考えたくなる一冊。

  • 40歳前後の角田さんのエッセイ。

    すぐにムカッとして怒りの感情を抑えられない、”瞬間湯沸かし器系の人”がいる。自分はそういう人を見るのがとても苦手だ。
    角田さんはそういった”湯沸かし器系の人”を、子どものような無邪気さを持ったまま大人になった人、と想像するらしい。当たりくじを引き当てたような気分にすらなる、とも書いてある。
    うーん、自分とは違う感受性だなあ。マネしたいけど、難しそう。

    「先だって」という表現を角田さんはよく使う。先日、とか、以前という意味だとはわかっているけど、なんとなく身構えてしまう。ビジネス用語っぽい感じがするからかな。

  • 角田さんのエッセイはいつも読んでいてホッとする。
    年代が一緒だし、自分を見てるように感じる。

    私からしたら小説を沢山書かれてる凄い人なんだけど、
    本当に普通で飾らない感じが好感もてます。

  • 日常・食・旅の話が中心のエッセイ。オレンジページでの連載なので食べ物の話多め。
    個人的に、食べ物のエッセイとしては「今日もごちそうさまでした」の方が好きだなと感じた。
    黄ばんでいても誤魔化しつつ着たいお気に入りの服、猫を飼い始めてから知る日常の中に潜む恐怖(事故の不安)、わざと嘘をついている訳では無いが、勘違いしたまま話をして結果的に嘘をついてしまっている話…等共感出来るエピソードも多くて、ゆるゆると読める

  • やっぱり角田さんのエッセイは面白い。飾らない人柄が伺えます。
    時々出る料理や食べ物の話も好き!

  •  オレンジページ連載のエッセイをまとめたもの。
    小説と小説の間にちょこちょこ読んでいました。
    テーマが「食」と「人」に分けて書かれています。
    「食」のエッセイの中から印象的な物をいくつか書きます。
    まずは、土鍋について熱く語っていたこと。
    湯豆腐を作ってみたら、もうこれがびっくりするぐらいおいしかったんだそう。
    そんなに味違うのかな、と欲しくなってしまった。
    後は「勘違いしてる食べ物」についても面白かったな。
    焼きなすをずっとフライパンで焼いたなすだと思っていたというお友達の話が書いてありました。
    これを読んだ直後、私の友達も同じ勘違いをしてることが分かった。(笑)
    他にも「九州のしょうゆは甘い?」というのも興味を引かれました。
    そういえば昔、東京在住で九州出身の知人が、どうしても東京のしょうゆは辛くて使えないから、実家から送ってもらってる、という話をしてたのを思い出しました。
    脳みそ休めにちょうどいい一冊でした。

    • kosato80さん
      読後感が具体的で明晰。楽しいので読んでみたくなります。
      読後感が具体的で明晰。楽しいので読んでみたくなります。
      2012/06/09
  • 通勤途中でさくっと読めちゃって、
    さらに、クスッと出来ちゃう代物。


    表紙のみーこが可愛い!
    あー・・・
    みーこと私も暮らしたい。

    • 円軌道の外さん

      出張行ってたもんで
      遅くなってすいません!

      コメントありがとうございます(^O^)


      てか、みーこ
      たまらんっ(≧...

      出張行ってたもんで
      遅くなってすいません!

      コメントありがとうございます(^O^)


      てか、みーこ
      たまらんっ(≧∇≦)

      角田さんは
      ボクシングジムにも通ってるみたいで
      なんか親近感あるし(笑)、
      人間的に好きな作家なんで
      コレ是非とも読んでみたいです♪


      2012/06/13
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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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