Binary Hacks ―ハッカー秘伝のテクニック100選
- オライリー・ジャパン (2006年11月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
- / ISBN・EAN: 9784873112886
作品紹介・あらすじ
計算機の力を限界まで引き出すプログラミングテクニックが満載!基本ツールの使い方、GCCの拡張機能、セキュアプログラミング、さらにOSのシステムコールやインラインアセンブラを駆使した高度なテクニックまで解説。名うてのハッカーたちがこの一冊のために集結し、低レイヤのプログラミング技術の活用法とディープな楽しみ方を明らかにする。
感想・レビュー・書評
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VisualBasic、Java、C#・・・
ソフトウェアってきらびやかな舞台で活躍してる用に見えますよね。
でも、根本が0と1の泥臭い世界であることに変わりはないんです。
世間に見える見た目はどんなに美しくなっても。
そんな泥臭い世界をちょっとでも覗いてみよう・・・。
そんな本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館で借りた。
プログラムもデータも、コンピュータ内部では0または1の羅列、すなわちBinaryの世界になる。その観点でのテクニックを記した本だ。
そして私もバイナリアンのひとりだ。この本に記されたようなテクニックを仕事でしている。内容の4割くらいは「当然知ってる、使いこなしてる」ような話だ。個人的に星5つで推しておきたい。
ただ難しいのは、本から覚えるような内容ではなく、やはり手を動かして、苦労して身につく内容と感じる。お薦めするとしても、後輩や新人向けに「この本で勉強しておけよ」という言い方はし難い。「この本の内容が『はいはい、あの話ですね~』とスラスラ行けるなら、一人前かもな」とは言えるかもしれないが。
とは言え、自分の専門に近い数少ない書籍の1つだ。 -
手に取ってパラパラめくる度に面白い発見があるスルメのような本なのだが、できれば個々のトピックにもうちょっとページを割いて欲しかった。それぞれ非常に奥が深い話題を扱っているのだが、サラっと数ページで終わってしまって自分は消化不良を起こしがちだった。
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面白かった。でも、b2con の前には半分くらいまでしか読めなかった。むーん。
sato-yu はやっぱり変態だと思った:-) -
バイナリをgcc、nm, straceなどいったツールでハックしまくるテクニックの紹介。ほとんどがLINUX上のコアなプログラミングなので、私のような組み込みソフト屋には直接は役に立たないが、間接的にはとても参考になる。私自身、スタックからバックトレースを作ったり、プラグインを作ったり、コンパイラやリンカを駆使してエレガントにブート・ロードする組み込みソフトを作ったりして、バイナリとはかなり仲良しなのであるが、アプリケーションプログラマでこういったことをしているやつがいることにびっくり。なかなかやるなーという感想。アプリケーションプログラマを馬鹿にしていたが、その考えを改めねば。
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難しい。けど読みごたえがあります。
著者が日本人なので、微妙な翻訳が無いのも良いです。 -
困ったときに見る本。
デバッグや、性能・メモリの最適化に役立つ。 -
ELFファイルの形式だとか解析だとか基本的なことを今まで知らずにプログラミングしていたのでためにはなった。
GNU lightningによる動的コード生成で関数のカリー化とか個人的には面白いかなぁとは思った。(あくまで個人的にだけど)
最適化という観点でためになることを期待していたのだけど、(読みが浅いせいもあるかもしれないけれど)あまりなかったので評価低め。 -
実行ファイルを読むためのツールの使い方や、その仕組みについての説明が書かれていて、デバッグ等のアプローチが増えると思います。
C言語にインラインアセンブラのソースコードで説明されていますが、知らなくても分かるレベルです。
大変勉強になりました。 -
仕事絡みで一番お世話になった本。
ネイティブ層の開発する人は一度読んでおくといいと思う。
現場で役に立つ情報が盛り沢山です。