パブリックスピーカーの告白 ―効果的な講演、プレゼンテーション、講義への心構えと話し方
- オライリージャパン (2010年10月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784873114736
感想・レビュー・書評
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人前で話をする機会のある人にはおすすめ。
会社でのプレゼンでもキット役に立つヒントがあるでしょう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
パブリックなプレゼンを行う際に参考となる一冊。
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職場で説明会をするので実施前に購入してみた。
プレゼンすること経験がある程度ある人には参考になることが多いのかもしれないが、あまりしたことがない私には、ピンとこないことも多かった。
しかし、アウトラインを作ることと練習をすることは、参考になった。当たり前のことなのですが。
まあ、職場の説明会と、セミナーみたいなところで講師をするのは、振る舞い方が違うので、自分の思うとおりにはやらしてもらえなかったのが現実です。 -
よい講演家は、どのように講演に臨んでいるのか?という話。
Howto本ではなく、エッセイに近い。一言で言うと、観客は裸ではない。
筆者の体験談や、ひどい目に遭った講演家の話など、面白い部分も多し。
以下、ざっと要点。
1.人前で話すことが怖いのは皆同じで、生理的反応。
2.観客に味方をつくろう。開始前に話しかけたり、知り合いを見つけたり。
3.発表の練習をしよう。3,4回ぐらいは。自信がつくし、重要な論点が頭に記憶される。
4.場所になれよう。会場を歩き回ったり、観客席からステージをみたり。自分のコントロール下にあると意識することで、落ち着きが生まれる。
5.会場の形は重要。半円のすり鉢状の講義室がもっともよい。また、人々が密集していることも重要。人が少なかったら、近くに移動してもらおう。空席はエネルギーをもっていく。
6.無関心は反感よりも怖い。
7.聴衆を知ろう。学び、やる気、楽しみ、満たされるもの、同じテーマに関心をもつ人、前向きな経験、あるいは上司の命令。何が目的で講演を聴きに来たのか?予備知識は何か?持論は?
8.100人があなたの話を1時間聞くならば、聴衆はあなたに100時間の時を与えている。それに見合う話の準備をしよう。
9.論点=主張を明確にする。それに見合ったタイトルをつける。
10.一つのポイントを10分以上話すと、人は寝る。
11.注意の誘導。かわいくて爆発するもの。
12.チーズをたべることでどのように健康になれるのか?
13.沈黙。貯めをいれよう。 -
素晴らしい。アガルというのは人間として正常な反応で、U2のボノとかもそうだってところから始めて、嫌な質問の遮り方から眠りに入る人たちに対する接し方からすべてプロフェッショナルな技を惜しみなく投入。読み物として素晴らしいです。
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プレゼンテーションの内容や構成、スライドのデザインではなく、プレゼンターとしての心構え、準備、そしてそれでもおこる諸々への対処について書かれた本。
プレゼンの肝はやはり内容や構成なので、それに関する本は多いが、この分野の本は意外と珍しいのでは?
その内容は、「あー、わかるなー」というもの。
数々のビジネス書を読み、非の打ち所の無いプレゼンをしたつもりでも、なにか苦手意識が拭えない・・・そんな人はぜひご一読を。
ただし、訳は英文直訳という感が拭えず、少し読みにくい。