作って動かすALife ―実装を通した人工生命モデル理論入門

  • オライリージャパン
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本棚登録 : 222
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873118475

作品紹介・あらすじ

世界で初めての実装を通してALife(人工知能)を学ぶ書籍!
生命性をコンピュータ上でシミュレートすることにより、生命の本質に迫る「ALife」は、人工知能(AI)の発展系として近年改めて注目されつつある研究分野です。その応用先は、デザイン、ケ゛ーム、SNS、アート、建築と、人間の創造性が必要となる領域全般に及びます。本書は、さまざまなALifeのモデルをPythonで書かれたサンプルコードで実装することで、理論モデルを体感的に学ぶことができる書籍です。

感想・レビュー・書評

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  • 岡瑞起「作って動かすALife」読了。ALifeとは人工生命との事。計算機上に生命を再現する事で、生命の理解を深めたり、ロボットに応用したりととてもワクワクする内容でビックリした。計算機やウェブが革命的に進展する現状を思うと、遺伝的アルゴリズムや隣接可能領域等学際的であるその潜在性は強烈だ

  •  研究会『Raznorechie』に参加したときに読んだ本です。人工生命について学ぶことは初めてでしたので,わからないことがたくさんありました。

     Pythonを使用し,実際のシュミレーションをみながら学ぶというスタイルでした。人工生命研究者(を目指す者)の教科書として作られており,プログラミングの解説も載っていました。いわゆる「理系」を想定して書かれているであろうため,プログラミング初心者の私にはよくわからないところもありましたが,理論的な部分は「心理」を扱っている者として知っておかなければならないことが多数ありました。

     最近,いまさらですが,「自己組織化」や「ネットワーク」をもっと深めて,自分の研究に取り入れなければならないと思っており,その点からも勉強になりました。関連書籍を読んだあとにまた戻ってくると,本書の理解が深まりそうです。

  • 他のレビュアーの方も言っているように「ポエム」と感じるところはある。
    説明すると長くなる高度な内容をふわっとしたあいまいな表現で短く書いているところが多いためだろう。
    掲載されているコード例はすごくおもしろい。
    コンピュータ上で人工生命のシミュレーションをするプログラムが多数紹介されているのだが、動きを見ているだけでも楽しい。
    コード(Python)の説明も詳しく書いてある。
    ニューラル・ネットワークを搭載したアリを「進化」させるプログラムがすごいなと思った。ディープラーニングを使ったシミュレーション技術は人工生命以外にも応用が利きそうだ。
    Wolfram(https://www.wolframalpha.com/)やMathematicaで有名なウルフラムさんのセルオートマトン研究も紹介してある。
    いろいろと知的な刺激を受けた。

  • おもろいと思います。そうゆう分野があるんだなと言う感じ。

  • ほんの入門なのでちょっと物足りないけど
    この厚さでは十二分か
    ただ実際動かすとなるともう少し解説が欲しく

  • 楽しい本だった。買おうかどうか迷ってます。

  • 『作って動かすALife』を読みおわた。難しいなー。あと、近年の人工生命研究にもニューラルネットワークとか機械学習は必要なのかー。


    人工生命の分野への導入にはいいかも。「コードよりも理論ほしい」と思ったけどそれは本書のテーマとは異なるのでOK。ただ、後半の方は紙面のわりに難しめなことを言おうとしてるのか、よくわからなめだった。紙面がもうちょっとあれば、もっといろいろ議論できたのではないかしらーという感じ。

  • Alife最高
    Alife作りたい!!

    Alifeについて全体的学べるし、
    実例コードもあるので触って体感できるのは素晴らしい。

  • 近年、人工知能(AI)が盛んに研究されておりニュースなどでもAIの活用例を目にしない日はない。AIは大量のデータから良質な情報を抽出する能力に長けている。一方人工生命(ALife)は新しい自然を作り出すという特徴を持っており、創造的行為を支援するものである。本書はALifeの基礎的なところにプログラム例を交えながら解説しており、AIをすでに活用している人にとっても発想を広げるきっかけになると思われる。(知能機械情報学専攻)

    配架場所:工2号館図書室
    請求記号:007.13:Ts69

    ◆東京大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2003433250&opkey=B153983054308702&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=6&cmode=0&chk_st=0&check=0

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著者プロフィール

岡瑞起(おか・みずき)
研究者
筑波大学システム情報系 准教授 / 株式会社ブランクスペース技術顧問

2003年、筑波大学第三学群情報学類卒業。2008年、同大学院博士課程修了。博士(工学)。同年より東京大学知の構造化センター特任研究員。2013年、筑波大学システム情報系 助教を経て現職。

専門分野は、人工生命、ウェブサイエンス、データサイエンス。人工知能学会にて「人工生命研究会」の主査。人工知能学会編集委員。人工生命の国際論文誌『Artificial Life Journal』アソシエイトエディター。(独)情報処理推進機構未踏IT人材発掘・育成事業プロジェクトマネージャー。人工知能学会「現場イノベーション賞」、情報処理学会「論文賞」「山下記念研究賞」など受賞多数。

人工生命技術、機械学習、深層学習を使ったデータ分析・活用の研究を行う。大学での研究をベースに、新しい技術の社会実装に力を入れている。共著書に『作って動かすALife─実装を通した人工生命モデル理論入門』(オライリージャパン)がある。

「2022年 『ALIFE | 人工生命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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