- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784873119885
作品紹介・あらすじ
エンジニアに向けカオスエンジニアリングの概要と行動原則を解説!
カオスエンジニアリングとは、本番稼働中のサービスにあえて擬似的な障害を起こすことで、実際の障害にも耐えられるようにする取り組みです。マイクロサービスや分散技術に移行するにつれて、システムの複雑さが増していますが、カオスエンジニアリングによって脆弱性を発見し、顧客に影響を与える前に停止を防ぐことができます。本書は、エンジニアに向け、ビジネス目標を達成するために最適化を行いながら複雑なシステムを運用する方法を示します。
感想・レビュー・書評
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難しい。。まだ良さが理解できてないかもしれない。少なくともマイクロサービスにすると決めてからの方がいい気がした。
148冊目読了。
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読んだ。私はエンジニアではないんだけど、PMOロールを担うことはあり、あとは「複雑性」に対する受け止め方・プロアクティブな対応の仕方として開発界隈ではどのような対応をしているか知りたかったので。
システムは、基本的にはどこまでいってもInput/Process/Outputで構成されると思っていたので、カオスエンジニアリングという考え方自体が複雑性に対する諦めみたいな文脈を持っているように感じて少し驚いた。
あと、これはベンダー側から提案するのって難しいだろうな~~出来が悪いことを前提に追加コストを発生させる内容に見えてしまうだろうな。 -
複雑性の受け入れ方。
新鮮。SREな人々には受け入れられやすい考え方。
個人的には10章の社会性がおもしろかった。
人と自動化のベストの模索を思考する過程が読み取れる。
カオスの歴史から原則が学べるので今の時代に必要な仕組みがたくさん。 -
イントロダクション:カオスの誕生
第1部 舞台準備
複雑なシステムとの出会い
複雑性についてじっくり考える
複雑性との遭遇
複雑性と立ち向かう
複雑性を受け容れる
複雑なシステムの舵を取る
第2部 原則の実践
Slackの惨劇シアター
Google DiRT:災害からの復旧テスト
第3部 人間的な要素
先見性を生み出す
人間的なカオス
第4部 ビジネス要因
カオスエンジニアリングの費用対効果
オープンな心、オープンな科学、そしてオープンなカオス
第5部 進化
継続的ベリフィケーション
サイバーフィジカルで行こう