中国魅録―「鬼が来た!」撮影日記

著者 :
  • キネマ旬報社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873762418

作品紹介・あらすじ

カンヌ映画祭グランプリ受賞作「鬼が来た!」その撮影現場で俳優・香川照之が見た異世界、そしてディープ・チャイナの衝撃。

感想・レビュー・書評

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  • 中国人のタフさに爆笑しました
    香川さんの文才が冴え渡る一冊

  • ●香川照之さんは本当にあたまがいいのだなあ。
    と感心したこちらの・・・ってこういう文章のジャンルはなんて言うんでしたっけ? 随筆? ドキュメンタリー? 記録本? それこそ日記?? そういや日記でした。

    ●1998年頃の中国大陸における過酷な撮影現場に放り込まれた香川氏の奮闘格闘サバイバル日記。自分はその一年後にぷらぷらしてたので、「…・・・ああああああるあるあるある!!」となりました。うんうんテキトーだったよねー。謎料理うまかったよねー。などと思い出に浸ってしまいましたとさ。
    数年後の中井貴一氏の現場(たぶん『天地英雄』)もアレだったようですが、残念ながら中井さんは記録を残してくれてないんだよな。もっと公の場でグチってくれていいんですよ。

    ●『鬼が来た!』を無事に観終えた人ならついでにぜひ。損はさせませんよ。おなかいっぱいになるけど。

  • 鬼が来た!は凄い映画だ。
    この本を読むと撮影現場がいかに凄まじいかがわかります。
    香川氏の文章がまた臨場感があって面白いのです。

  • 「鬼が来た!」という映画を撮るための、地獄の撮影現場の日々。中国奥地からの香川照之の魂の叫び。この国の真の姿。日本への心からの郷愁。これらが燃え上がるほどの熱を帯びた、しかし端正で精緻な文体によって綴られ、ちょっと他には類を見ないほどどっぷりとのめりこんでしまう本だと思う。
    同タイトルの映画を観た後に読むべき。映画がまたとにかく素晴らしい。

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著者プロフィール

香川 照之(かがわ てるゆき)
1965年生まれ。ドラマや映画で俳優として活躍する一方で、教育番組で昆虫の魅力を子どもたちに発信。昆虫デザインの親子向け服育ブランド「Insect Collection(インセクトコレクション )」のプロデューサーを務め、文部科学省からは「こどもの教育応援大使」も委嘱された。


「2022年 『INSECT LAND(インセクトランド)トンボのアクセル、あわてんぼうのいちにち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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