- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784873763330
作品紹介・あらすじ
『日本魅録』から4年…さらにディープに、さらに苛烈に、香川照之が綴る濃密な日々、再び。初の日本アカデミー賞授賞式から、渾身の「ゆれる」まで。西川美和監督による愛憎あふれる解説つき。
感想・レビュー・書評
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2005~2007年、私の見た映画で言えば、『花よりもなほ』『ゆれる』の時期。三島由紀夫と村上春樹に影響を受けたと言う文体で、現実からかなり高く跳躍しつつも、しっかりとまとめきる文章力はなかなかのものです。あとがきの西川美和監督の話も素敵。
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2011年10月1日読了。
半年ぐらいかけて少しずつ読んでました。
たまたま見かけて買ったので、1作目は読んでません。
映画俳優、香川照之が主に出演した映画について書いたエッセイです。さすがというか文章が面白くうまいです。それに、香川照之といえば日本の名脇役ですから、いろんな作品に出て、いろんな俳優と交流してますから、ネタも豊富。日本の映画がもっと見たくなります。
ただ、数年前のエッセイなので、香川さんが情熱的に語っている製作中の映画も、もう完成して鑑賞しているので、香川さんが「傑作になりそう」とか書いていると、なんとなく微妙な気分になります…。
香川さんは作り手ということもありますが、映画をけなしたりすることが一切ないので、爽やかな読了感です。どんな仕事にも熱い香川さんの姿勢もかっこいいと思いました。 -
映画や日本アカデミーなんかでの裏話や俳優仲間などについて書かれていました。文章が上手なので感情まで伝わってきそうな勢い。