- Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
- / ISBN・EAN: 9784874243015
感想・レビュー・書評
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構成素否定と文否定の区別。部分否定、全否定の作用域は位置関係だけで決まらない。any, everは非肯定の時に使われる。a few「だけ」few「しか」。肯定的onlyと否定的only。
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不定冠詞aがつくと単語の意味がよりくっきりと浮かび上がってくる感じ、と分かりやすく解説している本。
aがつくのとつかないのとで「個体」と「連続体」という言い方をしている。
辞書で単語を検索すると可算名詞と不可算名詞の2種類があり、aがつくのとつかないのとではなぜ意味が異なるのかの目安となる。(加算か不可算かでだけ意味が変わるわけでもないが)
「楽器を演奏するときには必ずtheを」も、中学生高校生に教えるときには便宜的にはいいかもしれないが、それは実はtheの本質ではなく、結局はその単語の対比する概念があってこそ初めてtheとして特定して聞き手に説明するためのものであるということが言いたいのだと思う。
a few severalの対比
some anyの対比など
以前からこれらについて疑問に思ってきた人にはいいでしょうが、そうではなく英語読み物として読む人には苦痛かもしれませんね。
それくらい細かい点に追究してある本ではあります。 -
本当は微妙なニュアンスがあるのに日本人がなかなか理解できない文法、
学校で習った文法が間違いで本当はもっと正確な説明が必要である文法、などに焦点を絞って機能的な面から説明、生成文法の知見を借りて分かりやすく解説したもの。
個人的には属性を表す名詞句は、仮に職業や人を表すものであっても関係代名詞はwhoではなく、無生物を受けるwhichで修飾するというものが興味深かった。