- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784874355954
作品紹介・あらすじ
著者は、マガジンハウスにて『ブルータス』『リラックス』『クウネル』などの編集に携わり、現在はフリーにて活躍中の岡本仁(おかもと ひとし)氏。その岡本氏の代表的な仕事の一つである『暮らしの手帖』誌の人気連載「今日の買い物」を単行本化。自身の感覚で街を歩き、出会ったこと、気づいたこと、美味しかった店について飾らない言葉で綴っていきます。街歩きの指南書として実用性のある旅エッセイ。
長崎・大阪・松山・旭川・鎌倉・京都・鳥取・高知・盛岡・日田・新潟・奈良・金沢・札幌・山形・唐津・秋田・神戸・尾道・富山・名古屋・上田・浜松
感想・レビュー・書評
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大好きな暮らしの手帖の大好きな連載だから、もちろん好きに決まってる。
自分が好きな旅のスタイルだから読んでてワクワクする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
行きつけの喫茶店の本棚にあり、たまたま手に取って「あ、これは好きなやつ!」と直感、何度か通って読みました。私も一人旅が好きで津々浦々うろうろしていますので、既訪の地の話はもちろん、未踏の地の話も興味深く面白かったです。書籍というより雑誌っぽいソフトカバーの仕様もいい感じ。
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さくっと読み
写真が渋くていい、その土地の観光ではなく日常の中に紛れ込んでそこにいる人たちとの交流、思いを伝えてくれているからこそ読んでてそこの空気感がより伝わってくる。旅に出る時に開いて行き先を決めたいくらいドンピシャなところばかりだった。 -
著者の旅の仕方が独特。その土地土地の民藝品や建築などのデザインを楽しみ、時には作り手を訪れていく。『暮しの手帖』連載と後書きで知り納得でした。
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岡本仁さんは、一度訪れた旅先には、その後何度も「通う」事になることが多いそうだ。たしかに岡本さんの旅は、ぶらぶらと近所を歩く感じと似ていて、普段着の街の魅力を伝えてくれるのが楽しい。「勝手知ったる感じで闊歩できる」旅先を持ってるって、最高だなって思いました。
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「旅の本かー」と、偶然手に取った本。
パラパラとめくると、「あ、これは自分が好きな旅本だな」と直感。
読み始めたら止まらない。
あー、面白い!
目立った有名観光地など出てこない。
それがまた楽しい。
地元に馴染んだ食事処。
市場で買い物。
陶芸作家さんの作品を買う。
そのどれもが楽しい。
掲載されている写真がiPhoneで撮られているのもまた楽しい。
いつしか、自分も本気で旅をした気分になっていた。
あー。。
Covid19猛威がおさまったら、こんな一人旅したーい!!
さるきたい!!(長崎の方言で歩きたいの意)
とりあえず。。
掲載された食事処を全てメモったのは言うまでもない。
すでに閉店しているかもだけど、それを調べるのもまた楽し。
長崎へ
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富山へ
名古屋へ
上田へ
浜松へ
番外編 いのくまさんに会いに行く
番外編 モザイク画に導かれて
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編集者で文筆家の岡本仁が、日本全国各地、それも、どちらかというとメジャーな観光地とは異なる地方都市をめぐった旅行記だ。
観光地を訪れたり、名物を食べたりするような旅行とは異なり、その土地で数日暮らすように旅をする、そんなスタンスで綴られている。
土地や人との距離感が独特だな、と思う。
やけにいろいろなものを買う人だな、と思っていたら、そもそもこのエッセイの企画がものを買う旅だったのだと最後のあとがきで知った。
当初の企画や目的が曖昧になるくらい、岡本氏の旅はニュートラルで、淡々としていて、でも熱意がないのとはまた違って、不思議な印象。
紹介されているアイテムや店や人が魅力的で、ちょこちょこっとメモをしたくなるような、そんな一冊だった。 -
岡本さんの買い物に魅了される。今回は旅の仕方にも魅了された。iPhoneの写真で充分すてき。