地球生命圏: ガイアの科学

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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875020981

感想・レビュー・書評

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  •  地球の生命圏を象徴するものをギリシャ神話の母なる大地から「ガイア(Gaia)」と呼称し、地球が宇宙に誕生してからどのように地球環境やそこに棲む生命が発達してきたかを説く。そして人類を地球に棲む生命のひとつと位置づけ、人類も〝ガイア〟の一員としてどのような働きかけが出来るかを、エントロピーの話題を用いながら考える。
     突飛でセンセーショナルな内容ではなく、中学高校と科学や生物の勉強をする中でおそらく教えられてきたことや、それを発展させた内容が使われているので、あまり理科の話に馴染みが無くても身構えることなく読めると考える。何より「ガイア」の例えが詩的である点や、時折SF的な例えが用いられるところは、誰でも別け隔てなく楽しめると思う。

  • 地球系を生命圏として見る視点を仮説として受け止めればよい本である。
    しかし、それを科学という必要があるだろうか。
    科学信仰の先に、生物主観を接ぎ木したことによって生まれる視点で、
    何か見えるものがあれば、それは仮説として受け入れてもよい。

    しかし、全体を科学という必要はないかもしれない。

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