宮沢賢治絵童話集 (13)

著者 :
  • くもん出版
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (77ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875767138

感想・レビュー・書評

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  • 宮沢賢治の作品を初めて読みました(〃ω〃)
    お恥ずかしいです笑

    賢治の父の事を物語にした「銀河鉄道の父」が
    どうしても読みたくなりまして…
    ならば宮沢賢治を読まなければ!
    とりあえず「銀河鉄道の夜」だな(๑˃̵ᴗ˂̵)

    やっぱ絵が大事でしょ!
    どうせなら美しい絵で美しい作品を!
    そしてこの作品を児童コーナーで見つけました!
    まぁ綺麗!この挿絵で良さが倍増でした\(//∇//)

    悲しいお話だったんですね…(*_*)

    和と洋が両方感じられる内容だと思いました。

    句読点や間違った言葉?紛失しているページなど
    ちょっと読みにくい部分もあるのにもビックリ‼︎
    他の「銀河鉄道の夜」も読んで比べてみようと思ってます( ^ω^ )


  • 彼方で鳴り響く警笛が聞こえるくらい、そっとどこかで交わされる約束が聞こえるくらい静かな時間に本を開く。
    冷たい果実、澄みきった硬水、煌びやかな鉱石。
    宮澤賢治の言葉は私の思い描く宇宙そのもの。この物語にこめられた祈りにどれほど救われてきたことだろう。やさしい眼差しにどれほど慰められてきたことだろう。少年たちの乗る列車は私の抱える喪失感を乗せて、空の彼方へ運んでくれる。
    けれどもそれで終わりではない。流星に変えて私のもとへ還してくれるから、風の中に誰かの気配を感じたような気がして心穏やかに本を閉じることができる。

    挿絵は東逸子さん。どれも綺羅星をちりばめたみたいな素敵な絵。

  • 賢治先生のかく、
    透明で綺麗な世界が好きです。
    きらきらしているのに、さみしくてしずかなおはなし。
    ときどき、しぃんとした夜に一人で読みたくなります。

    私が持っている銀河鉄道の夜の中でもこの本は特別、
    挿絵が素敵だなって思ってます。

  • 心の深い深いところに、つあーん と響いて、子供のころ初めて読んだときからずっと底からはなれない作品「銀河鉄道の夜」。
    先日、京都大丸の宮沢賢治展で、この絵本のタイトルページの、紺碧の星空に軌跡を描いて走る汽車の絵の原画を見てからというもの、どうしても手元においておきたくなって、取り寄せてしまいました。
    児童書、文庫版、映像作品・・・いろんな形態で世に放たれ続けている作品ですが、東逸子氏の挿絵と賢治の世界が調和した静謐で美しいこの絵本は、それだけで宝物のようです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「賢治の世界が調和した静謐で美しい」
      そうですね、悲しみを包み込んで呉れるような優しさを感じます。。。
      私の最近のお気に入りは清川あさみで、...
      「賢治の世界が調和した静謐で美しい」
      そうですね、悲しみを包み込んで呉れるような優しさを感じます。。。
      私の最近のお気に入りは清川あさみで、2種類のヴァージョンがある、ますむらひろしも好きです(節操無さ過ぎでスミマセン)
      2012/04/05
  • カンパネルラとジョバンニの旅の途中で、実にかぐわしいりんごを食べる場面がありますね。何しろ天のものですから、むいた皮もするすると消えていってしまいます。しかし、どうもこの”りんご”は洋梨を指していたようです。文中はりんごとありますのでまあ挙げておきます。

  • 2017.10.18読了 図書館
    リーディングライブの予習のために読みました。
    宮沢賢治の代表作です。賢治独特の言い回しがあり、音楽のような文章だな、という印象でした。
    「ほんとうのさいわいは一体何だろう」という問いの答えはまだ見つかりませんが、考えていきたいです。
    リーディングライブを聴いて、もう一度読み返したくなりました。

  • 図書館。昨年10月に 画本 宮沢賢治シリーズの銀河鉄道の夜を読んだときに、他の版もいろいろ読み比べたいと思っていたので、図書館で見かけて手に取る。画本よりも、こちらの方が私は読みやすかった。画本が絵をバックに文章が書かれているのとは違い、こちらは絵のページは見開きまるっと使って絵のみで、文章と絵が全く違うページにあっのだが、それが私には読みやすく感じた。刺繍のイラストのものや、藤城清治さんの影絵のものも、早く読んでみたい。読み比べて、一番好みだったものを手元に置きたい。2017/6/29

  • 以前に読んだのは大分前だったけどテレビで特集していたのでまた読みたくなったので久しぶりに読んでみました
    あの頃は話からなかったところや思い違いをさはていたところもあったりしてまた新鮮な気持ちで読めました
    この本はイラストも綺麗で幻想的な物語の雰囲気にぴったりでした

  • テレビで紹介されてたので初めて読んだ。読みづらい箇所もありつつ、やはり最後のカムパネルラとの別れが衝撃。また、そこで終わるのかという置いてきぼり感を味わった。

  • 銀河鉄道の夜ってなんとなく知ってて読み返してみたら、そのなんとなくの通りでびっくり。

    そっちよりも
    宮沢賢治が裕福な家だったのが意外。
    百姓、教員、病没、質素な生活とか、貧しいイメージだけど
    菜食主義を選べる時点で余裕はあるってこと。
    金で解決してたこと結構多いのかも。
    どうもwikiの感想に傾いちゃってる。。

    この話未完だったこともびっくり。

    挿絵が美しい。
    宮沢賢治の世界をさらに美しくしている。

    カンパネルラが死んでいて死後の世界へ行く鉄道。
    不思議な乗客達。
    ジョバンニも山で寝るとか死にかけていたんじゃないのかな。

    勝手に冬のイメージだったけど、氷山にぶつかって沈没とか出てくるし、川に落ちてとか。
    でも
    天の川とかサザンクロスとかだから夏の話だったのかなぁ。
    カラスとカササギを女の子が見間違えていたけれど、
    カラスは黒いし、良いイメージではないだろうし、
    カササギも黒と白だけど外国では泥棒だったり死を連想させたり、その辺も意味があるのかな。

    ほんとうの幸いって何だろうね。

    みんなはねずいぶん走ったけれども遅れてしまったよ。ザネリもね、ずいぶん走ったけれども追いつかなかった。

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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