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- Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784875980483
感想・レビュー・書評
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波照間島に行ったことがある。とても美しい海に囲まれた島だった。それがこんな残酷な歴史がある島だったとは。綺麗なだけではない、沖縄の歴史。
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山下さんのその後が気になります。
島民の皆さんはよく我慢したと思う。
だからこそ、彼がその後どう生きたのかが気になってしまいます。
価値観が逆転するほど変わってしまった世界で、彼は何を考え生きていくのかを。 -
梨木香歩推薦図書ということで読みました。戦争というテーマを、子どもに触れさせる書。
戦争で蹂躙された波照間島について、子供向けに叙事詩として描いている。
知らなかったが、あきらかに波照間島はアメリカではなく日本に蹂躙されたのだった。
山下虎雄をあのような鬼畜に洗脳したのも日本。考えさせられる。
戦争が終わってからだって、戦争マラリアでソテツ地獄の中で必死にもがく人々。
故郷で生きるという必死な姿に打たれます。
識名校長は語らなかった。ただ刻んだ。その言葉を。コノ石ワスルナカレ と。
もう少しそれぞれの沖縄諸島の戦争を知らなければ、と思いました。戦争の本を読むのは憂鬱になるけれど、知らないでは済まされない。底本となった、「もうひとつの沖縄戦」から読んでいこうと思います。
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