江南農村の工業化: 小城鎮建設の記録1983-84 (研文選書 39)

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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876360802

作品紹介・あらすじ

この『四記』は地域的には、江蘇省のほぼ全域を含み、時間の点では、1983年から1984年の2年間にわたる。この地域は中国国内で経済的にかなり発達した地域であり、この時期はまた中国が農業体制の改革を行なっていた時期、すなわち生産請負責任制を行なって成功を収め、郷鎮企業が急速に発展していた時期にあたる。本書は、このような地域の、このような時期における農村経済の歴史的な記録であると言ってもよい。

著者プロフィール

 中国の社会学者、人類学者、民族学者。

 中国江蘇省呉江県生まれ。燕京大学、清華大学大学院で社会学・人類学を学び、書物を中心とした学問から実地調査による中国社会研究を志すようになる。故郷での農村調査を終えた後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)に留学、社会人類学の父マリノフスキー教授に師事する。後に、英文のPeasant Life in China(1939)を著し、国際的評価を得る。中国農村研究の古典とも言うべき同書は、戦前の日本においても翻訳され、多領域の研究者に影響を与えた。新中国成立後は、反右派闘争、文化大革命という歴史の変動の中で、20年にわたって研究活動が阻害された。文化大革命が終焉すると、調査・研究活動を再開し、中国社会学会、中国社会科学院社会学研究所の設立に貢献するなど、民族学・社会学の振興に心血を注いだ。2005年北京にて逝去。享年95歳。

受賞歴:国際応用人類学会マリノフスキー賞、英国王立人類学協会ハクスリー章、福岡アジア文化賞、ラモン・マグサイサイ賞

「2021年 『費孝通学術論集 述懐と再考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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