読むバンコク

著者 :
制作 : 下川裕治  メディアポルタ 
  • キョーハンブックス
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本棚登録 : 22
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876417971

感想・レビュー・書評

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  • 12月にバンコクに旅行に行くことなり、そのために事前学習を幾つかの本でしておりました。

    東南アジアの歴史の本や、タイの蘊蓄の本なども読んでみて、もうちょっとバンコク、できれば歩き回る近所で面白いものがないかなあ、と本作をピックアップしました。

    ・・・
    1章から3章はかつてのバンコクの古刹というか、由緒ある場所がもともとどうだったこうだったという話。このソイは昔は云云かんぬん、と。

    そして四章はバンコクの鉄道網、とりわけBTSやMRTの駅周辺、駅名の由来、昔どうだったか、またローカルタイ人の駅に対する印象、さらには幾人か筆者がいるようですが、その執筆者の駅に対する個人的な思い出が書かれておりました。

    場所のイメージはあまり湧きませんが、近所の屋台のおじさんとの阿吽の呼吸の形成、緩めなセキュリティと人との繋がり等、四章はとりわけストーリーとしては面白かったです。

    ・・・
    ただ、外部の人間、とりわけ旅行者にはやっぱり厳しいかと思います。特に行く前の人。何しろ場所名くらいしか分からない。

    とすると、今住んでいる方が、ひもといてみてみて、「へぇーそうなんだ、行ってみようかな」という使い方か、旅行者がいった後に「なんと!こんなところだったのかー、行かなかった!悔しい!次回は必ず」みたいな使い方の方がまだ現実的かもしれません。

    ・・・
    ということで下川氏のバンコク蘊蓄記でした。

    より堪能するにはバンコク滞在経験者、現在住者にはよろしいと思います。これから行く方は今読んでも良く分からないかなあと思います。ほら、予習より復習の方が大事っていいますしね。

  • バンコクのいろいろな街の歴史や地名の由来、特徴などが詳しく書かれた、バンコクの街歩きにぴったりの1冊です。
    私が愛用しているバンコクのガイドブック「歩くバンコク」(3年連続購入!)の副読本ということで、今度バンコクに行ったときは、この本を参考に街歩きを楽しみたいと思います。

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著者プロフィール

1954年(昭和29)長野県生まれ。ノンフィクション、旅行作家。慶応義塾大学卒業後、新聞社勤務を経てフリーに。『12万円で世界を歩く』(朝日新聞社)でデビューし、以後、アジアを主なフィールドにバックパッカースタイルで旅を続け、次々と著作を発表している。『週末ちょっとディープな台湾旅』『週末ちょっとディープなタイ旅』(朝日新聞出版)、『旅がグンと楽になる7つの極意』(産業編集センター)、『沖縄の離島 路線バスの旅』(双葉社)など著書多数。

「2023年 『旅する桃源郷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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