- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877232955
作品紹介・あらすじ
80代は一人暮らしがたのしい!
国民的ベストセラー『小さな恋のものがたり』の著者の老境の暮らしの楽しみ方! 書きおろし新作!
80年生きても、人生まだ片思い中。
チッチとサリーの初恋を描き続けて60年。
作者が打ち明ける、ひとり時間の楽しみかた。
「人生後ろ向き。心のアルバムを開けば、明日を生きる力がわいてくる」
国民的ロングセラー『小さな恋のものがたり』を描き続けてきた漫画家・みつはしちかこ。 ひとり暮らしで今も現役で描き続ける作者の、日常の楽しみと片思いの喜びをつづった、描きおろしエッセイ集。
新作描きおろし漫画『コロコロ小豆さん』も収録。
漫画家デビュー60周年記念出版。
感想・レビュー・書評
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みつはしちかこさんと言えば~
『小さな恋のものがたり』
チッチとサリーの小さな恋にときめいていた頃って
私、いくつだったかしら?
ドラマも見ていた記憶があるのですよ。
チッチが岡崎友紀さんで、サリーが沖雅也さんだったわ!
調べてみたら漫画の連載が始まったのは1962年で
ドラマは1972年放送でした。
『小さなひとり暮らしのものがたり』は
80歳を過ぎて一人暮らしをされている
みつはしちかこさんのエッセイです。
ところどころに、ちょっと元気になる言葉が散りばめられているのですよ。
例えば、過去を懐かしむことは
『それほどまでに素敵な時間を過ごしたという証』
そして、『老後』ではなくて『老中』という言葉。
そう、今を生きているのだから『老中』が正解だわ!
ちょっとなつかしくて
みつはしちかこさんのイラストにほっこりして
楽しめました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても心がホッコリしました。
歳をとるのも悪くないのだなと思わせてくれる。
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2022年8月興陽館刊。80代になったみつはしさんのエッセイと4編のマンガ。ひとり暮らしの様子や考え方が、みつはしさんらしい。手塚治虫やほかのマンガ家、編集者の話が出てくるのが、興味深い。収録のマンガも楽しい。いつまでも、お元気でいてください。
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敬老の日なので、漫画家みつはしちかこさん(81歳)のエッセイを読みました。
漫画家生活60年!
今は亡き長谷川町子さんや手塚治虫さんなど、有名な漫画家さんとの交流もたくさんありました。
子どもの頃の風景が、ど田舎に描かれているのですが
なんと中野だそうです!
玉川学園の一戸建てに住んでいましたが
12年前にご主人が亡くなったのを機に
ふるさと中野のマンションで一人暮らしを楽しんでいらっしゃいます。
この年齢になると長年の友人も亡くなったり施設にはいったり…ですね。
サリーのモデルとなった高校友人は40歳で亡くなったそうです。
ちかこさん、もうその倍を生きているんですね。
サリーの背はチッチの倍位あった気がするのですが…。
俳句も60年趣味として続けているそうです。
シンプルな絵に季節感あふれる漫画
人の心に静かな余韻をのこす
世界観が一緒なんですね。
〈人生に無駄なことは一つもないというか、
合理的にやろうと端折ってしまいがちなところにこそ
大事なことがあるように思うのです。
人生が上手く運ばず、特急列車に乗り遅れたと思ったとしても、鈍行列車に乗ったのには理由があったのねって思える日がきっと来ます〉 -
あれあれ、ひとり暮らし本が続いた(笑)
みつはしさん、81歳なんですね~
「チッチとサリー」大好きでした。
サリーのモデルを知る事ができたし、
交友関係も広くて素敵。
コロコロ小豆さんも面白かった。 -
小学生?中学生?の頃 チッチとサリーが大好きでイラストや詩をノートに書き写していました。
その みつはしちかこさんが もう80歳!
このエッセイで お元気で 素敵な生活をされてる事がわかって良かったです。
宝箱にどんどん仕舞います。
仕舞い忘れてしまわないといいんだけど -
率直に、こんな感性を持って人生を過ごしたいなあと思った。
目の前の小さなときめきを大切にすることってなかなか出来ていない。
20代前半の今でさえ、既に学生時代のことを振り返ってふとした瞬間に思いを巡らせてることがある。でも当時は出来事の一つ一つが後にそんな大切な思い出になるなんて思ってもいなかったから、なんか曖昧。悔しい!
今後の私が幸せな後ろ向きに浸れるように、日々の片思いを忘れないようにしたい。
今年から簡単な日記をつけ始めた。ナイスタイミングだったと自分を褒めたい!
この本を読んでもっと自分が感じたこと、素敵に思ったことを率直に記録に残していきたいと思った。 -
私もこんなふうに人生行きたいって思いました。
人間誰しもネガティブな気持ちになるけれど、
身の回りの「小さな幸せ」を見つけならがら楽しく生きていけたらなぁ。 -
永遠の高校生、チッチとサリーの作者・みつはしちかこさんも81歳なのだそうだ。そうだよね、長いものね。
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小さな恋のものがたり、大好きでした。
この本を読んでると素直でかわいらしいチッチとそっくりで、毎日の小さな幸せに喜ぶ話がなんだかうれしくて涙することが多かったです。
いくつになっても毎日を楽しむことが必要ですね。大病をされたとは思えない穏やかな考え方が詰まってて、幸せな気持ちになります。
味わいのある手書きの文字を見るだけでウルッと。
またチッチとサリーに会いたくなりました。