水の通う回路

著者 :
  • 幻冬舎
3.20
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本棚登録 : 72
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877282653

感想・レビュー・書評

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  • 昔読んだ本

  • 人気ゲームソフトをプレイした日本中の子供が全く同じ幻影―黒いマントの男の陰に脅え、魅入られたように次々に自殺行為に走る!いったい誰が何のために、そしてどうやって…潜在意識下に持つ恐怖を人為的に表面化させることは可能か?最高の、そしてかつてないサイコ・サスペンスが今あなたに問いかける。

  • この小説は、かなり前の小説1998年に出た本なんだけど
    すごく面白かった!
    松岡圭祐って「催眠」と「千里眼」シリーズずっとずっと
    書き続けてるから、ほかのはあまり見ないし書いてないのかと
    思ってた。
    物語は、少年がいきなりナイフが突き刺さったまま
    バスから真っ青な顔をして降りてくるところから始まり
    それは、なんとゲームソフトによる幻覚ではないかと
    その事件を皮切りに全国で少年少女の自殺騒動が相次ぐ。
    そのゲームソフトを開発した会社の社長である桐生の
    独立して有限会社から大きくしていくまでの
    正直な生き様やら、少年問題にかかわる事件を政治がわから
    向き合っていく政治家やら、事件の真相をつきとめる警察がわからの
    視点やら、すっごく丁寧に描かれている。
    また、桐生のライバル会社である神崎と桐生との対決やら。
    色んな角度から事件の真相を追っていくので飽きないし
    ほんっとに面白い。
    また、ゲームソフト会社なだけあって、内部のコンピューター関連の
    話が出てくるんだけど、98年って一般家庭では、まだPCだって
    ADSLの普及はしてなかったはずだし。
    松岡圭祐って、どこまでアタマの中身進んでるんだろう?と。
    いや、もしかしたら、著者が語りたかったのは、どれだけ時代が
    進んでITが進んでも、人の心は変わらない変わってはいけないと
    伝えたかったのかもしれないな〜と。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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