- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877282950
感想・レビュー・書評
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抜群の容姿と歌唱力、演技力を兼ね備えた冴木洋子の生涯をドキュメンタリーのような構成で書いた本。
興味はあるが、あまり知られていない芸能界の裏側を洋子の視点から描く。
著者は実際芸人をやっていたので、現実感が感じられる。
洋子は生涯孤独だった。
容姿、才能、お金・・・すべてにおいて恵まれているはずなのに決して幸せではなかった。
もし家族でも恋人でも洋子が心を開ける人がいたとしたら、彼女の一生はまったく別なものになっただろう。
野心と欲望だらけの芸能界は洋子に信頼できる人間関係を作ることも許さなかった。
この世界は一見華やかに見えるけれど、いろんな思いが交錯する常に競争の場なのだ。
今日テレビを見て「クイズやって給料もらえるんだからいいよなー」と思った人、頼れる人もいなくて毎日大変でもう散々だと思っている人、この本を読んでみてください。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
芸能界に入るってこんなことなのかな
小さなときから自分はテレビの中の人
なんだと、現実から逃げてきた洋子
そんな洋子の27年間の一生です -
ABブラザーズの消えた片割れが書いた小説。芸能界にいただけあって、リアルだ。女の子はみんなやられてしまうのか。
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読んだ日 2006.2 (借:熊本市東部図書館)