幾千の河もやがてひとつの海になる (VANILLA)

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  • コアマガジン
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877341244

感想・レビュー・書評

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  • 山藍さんの本を攻めたくていろいろ買い求めた中の一冊。しかしこれはハズした。バニラ新書ってターゲットがティーンでただエロいだけ、挿し絵の入り方もセンスなし(見開きで両ページ下部分にガッツリ入っていたり毎回イレギュラーな入り方)、古い本だから時代設定も古くさくて当たり前なのだが(それがわかってて敢えて選ぶ時もあるが)、さすがに一昔前のツッパリとかブイブイいわせているのはハズイ…。話もなんだかよくわからない展開だった。途中のエロ話盛り過ぎじゃね? ただ痛いだけだし。ついでに女も出てきてあそこマジいらなかった。

  • 普段18禁表示などは気に留めない。
    いや、それ自体にわたしは何となく疑問を覚えていた。
    今時の中高生は早熟だっつの。
    しかしこの作品を読んでわたしは考えを改めざるをえなかったのである。
    美貌の高校生黒木玲に与えられる仕打ちはあまりに淫らでグロテスク。
    見ているこちらが吐き気を催すような狂行はフィクションだと分かっていても、現実を投げ捨てたくなる、ああ大人って汚らわしい、と幻滅する。
    だからこそ、わたしは今作を未成年には読ませたくないと思ったのだ。
    当時高校生であった身ながら心底思ったのだ。
    煽り文句の「今世紀最大の禁断書」はあながち誇張でもないかな。
    耽美界の巨匠、陵辱の女神 山藍先生の作品の中でも一際鬼畜度が高い今作。
    絶望感の中に滲む官能を味わいたい成人女性はぜひ。

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著者プロフィール

1992年のデビュー以来、耽美小説の女王として君臨し、絶大な人気を誇る。著書に『花夜叉』『色闇』『アレキサンドライト』『王朝恋闇秘譚』(以上角川文庫)、『江戸繚乱』(白泉社花丸文庫)など多数。

「2011年 『堕天使の島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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