骨の学校―ぼくらの骨格標本のつくり方

著者 :
  • 木魂社
4.16
  • (25)
  • (10)
  • (15)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 169
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877460853

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 理科準備室が骨部屋と化すまでの、約15年間。
    生物の死体を煮て骨を取り、骨格標本を作る日々のエッセイ。
    I クジラの骨の拾い方  II ウサギの骨に見る秘密
    III 骨格標本のつくり方   参考文献有り。

    理科の授業に欠かせない骨格標本。
    そこは新設の中・高校で理科準備室には標本が一つも無い。
    ならば自力で骨取りして骨格標本を作ろう!
    学校の内外、生徒たちも巻き込んでの、奮闘の15年間。
    それは、骨愛溢れる日々を綴る、エッセイ。
    動物、鳥、海獣、魚、亀、カエル・・・フライドチキン!
    著者たちも生徒たちも、骨取りや骨格標本に熱中し、
    教え、教え合う(入れ歯洗浄剤とか)ことでのスキルアップ。
    陸カメの中身、喉頭歯・・・作業中にも謎が出現する愉しさ。
    多くのエピソードを彩る、骨のイラストも味がある。
    骨格標本のつくり方での豚骨骨継ぎマニュアルも興味をそそる。
    たかが骨、されど骨。探求心をくすぐる奥深さを感じました。
    焼き魚を食べるときは骨にも注目しそうだなぁ。

  • 読み物として面白かった。

  • 教員の著者2名が生徒たちと共に動物の骨と格闘した、15年間骨のことばかり!!のエピソード。
    骨格標本作成中に発見した謎など、動物を普段とは違う角度から見ることができる。著者と生徒たちの骨へのあくなき好奇心、探究心が満ち溢れている。

  • 骨の組立の方法が、土器の接合の方法と全く同じでおどろいた。
    骨取りに興味を引かれる下地はやっぱり自分の中にあったんだぁ、と納得。

  • 楽しかった
    骨はきれいである。今まで骨格標本にぜんぜん興味なかったけど、とても意味あるものに感じれた。
    そして読んでいくほどに作りたくなった。子供ができたらぜひ自由研究で豚足の骨を取りだしてみたい。

  • ふむ

  • 入れ歯洗浄剤での骨取り、女子高生から!
    フライドチキンからの骨集めは、男子高校生から。

    クジラの骨、浜辺で拾う。 

    イッカクの角、ユニコーンの角として、ヨーロッパで珍重されていた。
    安田先生の息子さんの名前はイッカク。

    骨って、肉とか筋肉とか腱がないと、きっちり組み立てられたままでいてられないの?
    →書いてた。接着剤と針金

    豚足、私にも出来るかなあ?

  • 2016年1月新着

  • 読みやすくはあるが今一つ文章に面白味が無い。内容も、出てくる事柄や人物は面白そうなのに、書き方が浅かったり甘かったり(説明が足りない)で勿体無い。くすぐり程度に興味をそそる感覚がもどかしい。

  • 大好きなゲッチョ先生の本です。

    素敵な挿絵と文章と共に、生物を楽しんでください。

  • 考えてみたら、なにか動物の骨を手に持ってしげしげと眺めたり、振り回したり、投げたりなど、したことがない。唯一といえば、あのフライドチキンの食べ終わった骨をポイと捨てるぐらいだ。筆者はそのフライドチキンも10ピースほど買ってくると、ニワトリの骨格が復元可能だという。極めると、そういうところにも目がいくのだなあ。

  • <div class="booklog-all" style="margin-bottom:10px;"><div class="booklog-img" style="float:left; margin-right:15px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877460853/ieiriblog-22" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4877460853.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" class="booklog-imgsrc" style="border:0px; width:100px"></a><br></div><div class="booklog-data" style="float:left; width:300px;"><div class="booklog-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877460853/ieiriblog-22" target="_blank">骨の学校―ぼくらの骨格標本のつくり方</a></div><div class="booklog-pub">盛口 満, 安田 守 / 木魂社(2001/03)</div><div class="booklog-info" style="margin-top:10px;">Amazonランキング:28,960位<br>Amazonおすすめ度:<img src="http://booklog.jp/img/5.gif"><br><div class="booklog-review" style="margin-top:6px; padding-left:3px;"><img src="http://booklog.jp/img/5.gif" align="absmiddle">身近な理科<br><img src="http://booklog.jp/img/5.gif" align="absmiddle">オススメです<br><img src="http://booklog.jp/img/4.gif" align="absmiddle">いけてます<br></div></div><div class="booklog-link" style="margin-top:10px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877460853/ieiriblog-22" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a><br><a href="http://booklog.jp/asin/4877460853/via=PINKDIAMOND" target="_blank">Booklogでレビューを見る</a> by <a href="http://booklog.jp" target="_blank">Booklog</a><br></div></div><br style="clear:left"></div>
    骨の各部位の説明とか、生物系大好きな学生さんの実用書としても使えます。魚の顔の骨の細かいパーツまで書いてあるので、非常に便利です!もちろん内容もおもしろくて骨の学校に入りたい!って思いました。

  • 田舎に住みたくなりますね。

  • 盛口満氏の一連の書籍の中で、動物遺体から骨を取り出し観察する先生と若者たちの物語。
    骨取り愛好者の教科書的なもの。

  • 骨に興味を持てる一冊。トンコツ標本つくりはこの本を見ながらやりました。

全17件中 1 - 17件を表示

著者プロフィール

沖縄大学人文学部教授

「2019年 『琉球列島の里山誌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

盛口満の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ウンベルト エー...
盛口 満
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×