新選組は京都で何をしていたか

著者 :
  • KTC中央出版
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本棚登録 : 23
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877583156

作品紹介・あらすじ

浪士組成立から維新目前の暗部まで。研究の最前線に立つ著者が誠実な筆致で記した新選組の実相。

感想・レビュー・書評

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  • ものすごくきちんと整備された、ニュートラルな歴史資料。時系列で、表舞台として重要だったり、裏側の背景として重要だったり、ターニングポイントだったりするエピソードを、様々な資料から構成して分析・紹介している。新選組解説本として一級品だと思うのに、なぜ入手に手間取るのか分からない。版元が地方(名古屋)だからなのか?

  • 新選組の史実の考察本

    新選組に関しては小説は燃え剣とか幕末新選組とかバラガキとかを読み
    他に持ってるのは一般的な知識程度
    NHKのドラマも見てなかったしね
    なので、どんな事が史実でどれが創作なのかよくわからなかったけど、これを読んでちょっとだけ理解が深まった

    芹澤鴨はマジ横暴だなぁとか、近藤さんも結構いい加減だなぁとか、土方さん怖いとかね
    あと、永倉新八の新撰組顛末記の記録が結構な情報源なのね

    でもまぁ僕は史実とか関係なく、面白い作品が読めればそれでいいやと思う

  • 様々な資料や文献を用いて、史実や謎とされる話に、説得力と矛盾点をしっかり考査している。
    細かい事件、マイナーな隊士、他の藩士の事にも丁寧に書かれており、構成がブレる事無く読みやすい。
    小説等の創作や、誰かを主役にするといった事が無く、先入観無しで新選組を知るのにおススメの本。既にある程度知識がある人でも退屈しないと思えます。

  • あまり知られていないような事件まで詳細に扱った幕末ファンにはたまらい作品。
    粗野で無謀な新選組のイメージだが、この本を読むとなかなかに統率のとれた組織であったのだとあらためて感じさせてくれる。
    この感じどこかで記憶にあると思ったら、香取慎吾が近藤勇役をつとめたNHK大河ドラマだ。三谷幸喜氏の作品ということもあって、史実に忠実ではないなどの批判も多かったが、この本を読むとあのドラマのような新選組もあながち間違いとはいえないのではないかと思える。

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著者プロフィール

1957年東京生まれ。明治大学文学部卒業。著書に『忠臣蔵101の謎』ほか。

「2022年 『斎藤一 京都新選組四番隊組頭』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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