- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877710842
感想・レビュー・書評
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「人間は自分が考えているような人間になる」。
当たり前といえば当たり前ですが、それに気づく人は非常に少ないですね。
そしてそれに気づいて、それを変えようと具体的に行動に移す人はもっと少ない・・・・
昔から知っていた事ですが、私がこれを衝撃的に知ったのは24歳の時です。
久しぶりに日本に帰って、高校の柔道部の仲間とお酒を飲んでいるときに、後輩がポロリと。
「そういえば先輩は昔から中国の大学を出て、中国で仕事をしたいって言っていましたよね。さすが!今の生活、言ったまんまじゃないですか。」
そう。自分は殆んど意識していなかったのですが、そんな事を留学前から周りに言っていたようなのです。
これは比較的大きい例ですが、もっと小さい事、例えば言葉遣い、行動、姿勢、考え方などなど、もっとたくさんの事が思想から生み出されてきたもののはずです。
そして厄介なのは、「小さな思想は表に出ない」と言う事。
皆さんも自分の言葉や歩きかた、姿勢などいちいち考えた事無いですよね。
でも、考えた事無いけど、どこかにその考えがあって、それが実際の自分に影響を与えているのです。
巷の成功哲学が「潜在意識、潜在意識に働きかける事」と散々言っているのが納得できると思います。
この本で著者は何度も、「人生は休暇に来ているようなものだ。挑戦し、楽しまなければ意味が無い。」という言葉。
安定を求めて小さくまとまっていては、この世に生まれてきた意味がないと言う事だと解釈しています。
ただ存在しているだけではその辺の動物や、草花と同じ。
でも、人間だからこそ、理想を持ち、考え、動き、そして悩む。
それに挑戦しないと意味が無いと、私も思うのです。
私はこの本、既に4回読んでいますが、何度読んでも勇気と智慧を与えてくれる、最高の本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ナポレオンヒルに関係する人で初めてアール・ナイチンゲールさんの本を、中古本屋さんで引き寄せ。中盤から後半は、もう読みたくなくなりそうになってしまった。(踏ん張った)
しかし、自分の長所、アイディア、願望、思考について繰り返し書かれていたのが印象強く残った。
良いところを何度か読んで、自分の物にしようと!
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星四つ
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印象に残ったフレーズ:健全な自己イメージへの4段階①他人を許すこと②自分を許すこと③自分の一番の長所に目を向けること④自分の生き方を崩さないこと
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We become what we think about.
人間は自分が考えているような人間になる。
この本の紹介にもちょくちょくでてくる「思考は現実化する」by ナポレオンヒルの入門編か。
人の思考がいかに大切か、その考えがどれだけ自分の行動や習慣に影響しているか、などを説いている。
内容としては少し消化不良な気がする。
期待していた部分があっただけに。
何度か読み返してみます。 -
具体的なエピソードをたくさん紹介しながら、成功への心構えの重要性について説いている一冊。「思考は現実化する」のような方法論は無いが、多くの人を励ましたり、応援したり、気付かせることができると思う。
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《4コマ図解・読書録゛(ログ)》No.129
アール・ナイチンゲール【著】 田中孝顕【訳】
『人間は自分が考えているような人間になる!!』
http://archive.mag2.com/0000255083/20100727070000000.html -
読んでいると、「自分にはできる!できないはずがない!!」という高揚感に包まれてくる本。本書に書かれている事は真実であろう。
仕事を選ぶときに、自分の能力をどのように奉仕できるか考える事。 -
この本は、地球上に存在する動物の中でも人間だけが持つ『思考』というものの偉大さと大切さを説いています。
著者は、なぜ人が成功したり失敗したりするかというと、人の考えが千差万別であるということから説明がつき、人間は『思考』を通して自分で自分の運命を切り開いていくものなのだ、と主張しています。
そして、こんな例も用いています。
「IBMのような、現在では巨大な多国籍企業になっている企業でも、やはり出発はたった一人の人間の頭の中から始まったのである」、と。
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オーディオセミナーなどで有名になった、ナイチンゲールコナント社の創設者がラジオのパーソナリティを勤めていたころの経験などを基に、成功哲学を記している。
訳者は日本でのオーディオセミナーの第一人者、田中氏。
悪くはない、悪くは無いのだがストーリー性に欠ける。
なるほどと思うところは多々あるのだが、それぞれの関連が薄いため学習参考書のような印象になっている。
段落分けも同じテーマの中で切れていたりと、不自然な点が多い。
もう一点、気になるのが、著者の人柄。
ちょっと偏屈なおじさんという印象。
成功者らしい心の余裕というかそういうものが無い。
結果として、それほど厚くない本なのにも関わらず、読みきるまでに1週間以上かかってしまった。
ナポレオンヒルプログラムの紹介に終始しているところは、きこ書房の書籍すべてに共通するので置いておくとして、田中氏の翻訳にしては今ひとつであった。
成功哲学を語るには、万人受けする書き方というのがあるのだろう。