虫のしわざ図鑑

著者 :
  • 少年写真新聞社
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本棚登録 : 79
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879816924

作品紹介・あらすじ

自然観察をしているとヘンなモノを見かけます。葉っぱについたへンな穴や模様、泥だんごなどいろいろあります。その多くは「虫のしわざ」で、食べあとや巣、フンなどさまざまです。「しわざ」を見つけてその正体を探ると、虫たちの生きる知恵がわかり、自然観察がより楽しくなります。「虫のしわざ」調べに欠かせない画期的な図鑑です。

感想・レビュー・書評

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  • 良い。(多分2年生以上の)ルビ付き。
    総ルビでないのが惜しい!
    幼児さんから大人まで楽しめる本。

    私は虫が好きではない。
    でも、家の周りの不思議を解決してくれるこの本は良い本だと思う。

    地面にあるこの穴はなに?セミではないよね、、、。
    この丸まってる葉っぱは何?
    木にある沢山のドングリっぽい丸はなに?とか不思議に思うことを解決してくれる。頭のほうにある写真インデックスで不思議なものと似ているものを探しページをくれば謎が解決!

    なんてことない散歩に必携することをオススメする。

  • 食い散らかされた葉っぱや、虫こぶ、地面に明けられた穴や残された糞など、昆虫の活動による痕跡を「虫のしわざ」と称し24のパターンに分類し、その「虫のしわざ」を残した昆虫(蜘蛛や貝など含む)を合わせて紹介する図鑑。着眼点が何より素晴らしい。素敵すぎる図鑑。

  • 眺めて楽しい、読んで面白い。身近な虫たちの興味深いしわざが24の項目で整理されている。『虫のしわざ観察ガイド』を、こども向けにわかりやすくアレンジした本。

  • 今まできっとたくさん見とるはずの昆虫のしわざ。
    身近な公園や野山で見つかるものを紹介してくれている。
    目に入ってなかった。そして、なんでかな?って考えてなかったなあ。
    昆虫が見えないのは、彼らがうまく隠れてるからなんだろう。
    寄生バチとか寄生バエが、思ったより多そう。すごい出てきた。

    ・フクラスズメという昆虫がいたのか!成虫の姿をググッてみたら、確かにスズメ。
    ・葉脈を残すの、パンの耳を残す幼児みたい。
    ・カミキリムシって、樹皮をかじるのか。樹液レストランのコック長だった。
    ・虫こぶとか虫の巣とか、植物の実や蕾にしか見えないものがある。野山で祖だってたら、触ったり食べたりしてたかも。ヨモギの虫こぶは、見つけやすい。
    ・ミミズだけでなく、昆虫も土壌を豊かにしているんだろうな。
    ・麻酔をかけた獲物を蓄えたあと、タマゴをそばに産み付け、育児室を作るハチがいる。
    ・ムラサキシジミのタマゴは放散虫の化石に似ている。幼虫はアリつかいマスター
    ・絵描き虫の痕跡はマインという。マインとは、なんぞや?→私の、とか、掘る、とか言う意味。後者の意味で使われているかな?
    ・クサグモの網とか、蜘蛛の巣の水滴みてまたい。
    ・ハスの葉を食べる虫もいるのか!
    ・虫のしわざでなく、病原菌のしわざもある。
    ・紹介された幼虫たちの大人の姿を見たいな~と思ってたら、巻末にあった。至れり尽くせり。

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著者プロフィール

自然写真家。
愛媛大学農学部環境保全学科応用昆虫学研究室で鳥を研究。教育映画の演出助手などを経て、フリーの昆虫写真家として独立。昆虫の多様で不思議な生態や形態を掘り下げ、独自の視点から撮影を続けるほか、様々な動植物にも目を向け、生き物たちのつながりも観察、撮影する。宮崎県三股町在住。
著書に、『むしこぶ見つけた』(ポプラ社)、『生まれたよ!カメムシ』(岩崎書店)『虫たちのふしぎ』福音館書店、『虫のしわざ観察ガイド』(文一総合出版)、『はじめて見たよ!セミのなぞ』『虫のしわざ探偵団』『虫のしわざ図鑑』以上3点(少年写真新聞社)ほか。

「2022年 『野鳥のレストラン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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