島の「重さ」をめぐって: キューバの文学を読む

著者 :
  • 松籟社
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 8
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879843647

作品紹介・あらすじ

キューバの芸術においては、二つの潮流、二つの詩学がある。
――キューバは世界史上の磁場であり、特別な存在である、ゆえにこの島は「重い」。
――キューバは曖昧で不明瞭な存在だ、言わばこの島には「重さがない」。
自らのアイデンティティを自明視する「肯定の詩学」と、それを疑う「否定の詩学」。
相反する二つの詩学を両輪に走り続けてきたキューバの文学を、複眼的な視線で追う。

著者プロフィール

1967年、東京に生まれる。
東京外国語大学地域文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在は、東京外国語大学准教授。専攻は、ラテンアメリカ文学。
著書に、『島の「重さ」をめぐって――キューバの文学を読む』(松籟社、2018)、
訳書に、フアン・ガブリエル・バスケス『コスタグアナ秘史』(水声社、2016)、ロベルト・ボラーニョ『鼻持ちならないガウチョ』(白水社、2014)、同『2666』(共訳、白水社、2012)などがある。

「2019年 『ハバナ零年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

久野量一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×